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2024年のカーボンレーシングシューズの個人的ランキング【マラソン・ランニング】
肌感覚ではあるが、2017〜2023年ぐらいまでナイキがトップシェアだった駅伝、マラソンやランニングにおける着用シューズのメーカー別シェアは、今やアシックスやアディダスなどの台頭によって、ヴェイパーフライ4%登場(2017年)以前の時代に少しずつ戻りそうな雰囲気だ。
それでも、ウェアからシューズ全てをナイキギアで揃えるランナーや、ウェアはナイキ1択だが、シューズはナイキからアディダスやアシックスを「導入」した、という人もそこそこいるだろうから、ナイキのブランディング力、カリスマ性、マーケティング、PR、ストーリー性は今も健在であることには変わりない。
実は、私はこの1〜2年で最も履いていないランニングシューズはナイキのシューズなのだが、かといってナイキのアンチというわけでもない(例えばGyakusouのウェアは好きでよく着ているのだけど)。強いていえば、アルファフライやテンポネクスト%、ヴィクトリーのパンクや、アッパーなどナイキのランニングシューズは壊れやすく、コスパが悪いという印象はある…
私は以下にあるように様々なメーカーのシューズを履き続けた結果、ナイキのシューズを全然履かなくなってしまったのだが、デザインはともかく、機能的にはもうナイキと他のメーカーとは大差がなくなったと思っている。
以前までは、自腹レビューを軸にして有料記事としてnoteにカーボンレーシングシューズの比較レビューを掲載していたのだが、最近は新作シューズの値段が高騰しておりそれら全てを買い揃えることが難しくなってしまった。
また、家や車など今年の出費が結構大きく、以前よりもシューズを買う頻度が激減してしまったのだが、それでも以下のシューズは今年履いていたので簡単なランキングとしてこのnoteに記すことにした。
直近1年間に発売された私の着用レーシングシューズ
・Adidas Adizero Adios Pro 4
・Adidas Adizero Adios Pro Evo 1
※ Evo 1は2023年10月発売も流通量が少ないので新作シューズとして分類
・Adidas Adizero Takumi Sen 10
・Asics Metaspeed Edge Paris
・Mizuno Wave Rebellion Pro Natural
・New Balance FuelCell SC Elite v4
・Nike Air Zoom Alphapfy Next% 3
・Under Armour UA Velociti Elite 2
・Hoka Cielo X 1
・Qiaodan 飞影Plaid 1.5
・361° 飞燃3
・Li-ning 飞电 4 Elite
・Li-ning 飞电 4 Ultra
・Anta C202 6 Pro
・Anta C202 G9
・Do-Win 神行者2
・Health 飞翼 Pro
・Bmai 驚碳 Fly
・Peak UP30 Pro
・Dynafish 大鯰1.0
これらにはご提供いただいたものやシューズトライアルのイベントで着用したものも多く含まれており、今年はAdios Pro Evo 1を除いて3万円以上のシューズは購入しておらず、1-2万円台のものを中心に購入していった。普通に高いし、もうヴェイパーフライ3なんて、余程のことがなければ定価で買う人なんてほとんどいないのでは?
2024年のカーボンレーシングシューズの個人的ランキング
以下のランキングはパフォーマンス面だけでなく値段も含めた満足度で評価した。ゆえに、パフォーマンス面が同じでも値段が高いものはランキングが下がることをご理解いただきたい。
【20〜11位】
20位:Dynafish / 大鯰1.0
定価1万円弱、重量140g台(26cm)の超軽量トレーニングシューズ。だが、つま先がかなり余るのに足幅が狭い。そして走行感は、なんかぎこちないので、合わなかった。安いのでまぁ諦めがつくのかなと…。
19位:Peak / UP30 Pro
大鯰1.0と同じでサイズが合わず。私の足は足長に対して足幅が大きい。ミッドソールは柔らかいがそこまでバウンスする感じでもなかった。
18位:Hoka / Cielo X 1
250g台(26.5cm)と重く汎用性が低い。値段が高い。アディダスのプライムXのような感じと捉えよう。
17位:Under Armour / UA Velociti Elite 2
前作よりも重戦車化したのだが、前作の方が扱いやすかったので汎用性が落ちてしまった印象。反発性もいうほど大したことはないかなと。
16位:Li-ning / 飞电 4 Ultra
性能は高いと思うけど、アルファフライ系のバズーンという感じのシューズは私はあまり合わないのが多く。。要するに、私の場合はオーバーストライドやケイデンスが最適化されないという感じで、特にマラソンの後半には怖い。
15位:Adidas / Adizero Takumi Sen 10
値段は安いが私にとってはトレーニング用という感じ。それでも、ケイデンスを速めに調整するようなシーンや上り勾配のコースには良い思う。
14位:Nike / Air Zoom Alphapfy Next% 3
デザインはかっこいいけど、値段はやはり高いかなと。。Onもそうだが、ある程度ブランドイメージが良ければ少々高くても買うという層はいるだろう。ただし、性能面ではアルファフライは初代が1番性能が良いという評判がスタンダードのよう。私もそう思う。
13位:Qiaodan / 飞影Plaid 1.5
アッパーはマイルド改良されたのだが、初代よりもミッドソールがやや硬くなったような感じで、マイナーアップデートの類い。ちなみにミッドソール素材はDMN(大毛牛)のTPEE。
12位:Li-ning / 飞电 4 Elite
私が2024年3月に2時間27分54秒のマラソンPBを出した時に着用したシューズ。ミッドソールはやや硬いがヴェイパー的な感じで走りやすい。ただし、アウトソールのグリップ性が微妙だったので前作の方が良かった。
11位:New Balance / FuelCell SC Elite v4
おきなわマラソンで着用。今年の出場レースで唯一、表彰式で賞状をいただいたレースでもある(一般の部2位)。v4からミッドソールがやっとまともなPEBAに変わったので、HOKAのROCKET X2みたいに、それまでのモデルよりも性能が一気に良くなった感じ。FuelCell SC Elite v4はクッション性が高くてマラソンで安心して使える感じ。もうちょい軽いと短い距離でも使いたくなるだろうから最高かなという感じ。
10位:361° / 飞燃3
361° / 飞燃3
— Sushiman (@sushimankawarai) January 4, 2024
初回発売価格636元(約12,800円)
安定の361°価格。Qiaodanと361°はこの価格帯で良質のカーボンレーシングシューズを毎年安定供給しており、昨今のシューズ値上げ状況すら感じさせない。
飞燃3は前作よりもさらに肉抜き部分を増やしたものの走行感は大きく変わらずで引き続き好感触。 pic.twitter.com/rMGMV2KNiq
もうすぐ飞燃4が中国で発売されそうな雰囲気だが、この通り。安くて汎用性が高い。レース用になるかは微妙であるが、ヴェイパーとタクミセンの中間のような感じもするので、体重が軽い選手、女子選手とか良さそう。耐久性が高く値段も安いので、練習量が多い人はこの飞燃シリーズはおすすめ。
9位:Mizuno / Wave Rebellion Pro Natural
今年の夏にStepで新品で13000円ぐらいで叩き売りされててかつ、1万円分の金券を持っていたので3000円ぐらいで買った。バチくそ安い。リベリオンプロシリーズの大きいロッカーの感じはあまり好きではなかったのだが、このナチュラルはロッカーが大きくなくとても走りやすく自分の走りに合っている。レースで履いたことはまだないが、値段や性能を考慮してこの順位。
8位:Health / 飞翼Pro
HEALTH / 飞翼pro
— Sushiman (@sushimankawarai) December 11, 2024
重量166g 41サイズ(26.0-26.5cm相当)
上海マラソンのエキスポで購入(新品16,000円ぐらい)。プレートがスプーン🥄のような湾曲ではなく〜〜〜のような波型。ヒール部分も湾曲している。… pic.twitter.com/Uxmv61OSoJ
中国メーカーのHealthといえばAIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)の公式パートナー企業。飞翼Proは値段の安さも魅力であるが、厚底のカーボンシューズでは過去1クラスに柔らかく、それでいてかなり軽量でリバウンドが速いのが特徴。本当はTOP3に推したいポテンシャルを秘めている1足だが、まだ最近発売したばかりで全然履いていないのでこの順位に留めた。
7位:Anta / C202 6 Pro
AntaのC202シリーズの中でもC202 5GT ProとC202 6 Proはヴェイパー的な1足だが、ミッドソールは5がPEBAで6が脂肪族TPUということでやや違う。ただし、デザインやアッパーのクオリティは6のほうが断然良いと感じるので値段は2万円台ではあるものの高評価にした。なお、風邪をひいている時に1度高負荷ランで履いたが、万全の時にはまだ履いていないので今後レースで履こうと思う。ロッカーは強くなくフラット系の軽量カーボンシューズ。
6位:Adidas / Adizero Adios Pro Evo 1
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性能はすごく高く具体的にはそこそこの反発性がありながらもケイデンスが凄く高まる1足。ただしこれをハーフ以上の距離で履くとなると相応のポテンシャルを要する印象で、かつ値段や耐久性を考えると頻繁に使えるシューズではない。また、アッパーがカチカチで遊びが少なくアッパーはあんまり。現状私が履くとしたら3〜10kmのロードレースか駅伝。でも出番が少ない。
5位:Asics / Metaspeed Edge Paris
今年、ある大学のラボでEvo 1、アルファフライ、その他のカーボンシューズなどとこのMetaspeed Edge Parisをトレッドミルで履き比べたところ、私が1番ランニングエコノミーがよかったのがこのMetaspeed Edge Parisだった。東京マラソンのエキスポでEdge ParisとSky Parisを履き比べ、Edge Parisを購入した。定価はそこまで高くなく、アシックスの自信作というところ。東京マラソンエキスポで買った翌週のハーフで履いたが、1:09:40のシーズンベストで走れたので、確かに性能は良いと思うし私に合っているシューズ。
4位:Adidas / Adizero Adios Pro 4
発売時期が私のオフシーズンだったため、まだレースで履いていない。これまでアディオスプロといえば、1がクッパ/ドンキーコング、2がノコノコ/キノピオ、3がヨッシー/マリオ/ルイージ、そして4がスター使用中のマリオという感じで4が1番良い。ミッドソールは柔らかく、アルファフライのエアポッドがない剛性バキバキ系寸前、という感じでよくできている。アディダス契約/サポートの選手の多くがEvo 1やPro 3ではなく4を履いている事実が、4のその性能の高さを示していると考えるのが妥当であり、値段も高くない。
3位:Anta / C202 G9
C202G 9
— 新 屋 (@Jackalope1119) December 18, 2024
今年1月,Antaは95gの超軽量カーボンシューズC202 Xを公開
↑
これを試着した🇪🇹ベケレさんはシューズの重量をいくら減らしてもエンジンは削減できない(助力には直結しない)と指摘した
こうして製品化されたのがC202 G9
26cm(158g) 18700円で購入
定価が初代C202GTと同じ999元で哀愁が漂う pic.twitter.com/05z6bxio58
値段や軽さ的にはタクミセンの位置付けだが、私が思うにタクミセンの上位互換である。デザイン性だけでいうと、このランキングの中ではAntaのC202 6 ProとC202 G9が最も好きなのだが、どちらも同じデザイナーがデザインしている。このC202 G9はアウトソールがとても薄いので耐久性は300〜500kmぐらいだと思うが、ケイデンスや反発の感じはEvo 1に似ている部分がある感じる。C202 G9はフォームの硬さをやや感じるが、Evo 1とどっちが良いかは更なる検証が必要。10km以下の駅伝で履きたいなーという1足なので、2月の駅伝で履いてみる予定。
2位:Do-Win / 神行者2
中国メーカーの大穴、Do-Winのカーボンシューズ神行者シリーズの2作目。1作目も発売当時、今から3年前ぐらいの時点ではトップクラスだったが、なぜかそこから開発期間が長引いてしまった神行者2。しかし、脂肪族TPUミッドソールの性能、バウンス感は非常に良く、明らかにヴェイパーフライ3よりかは良いと思う。そのようなこともあって、つくばマラソンで履いてみた。DNFということで良い成績を残すことはできなかったが、本命レースで履くのだから「そういうこと」である。秋にオンラインで購入したが、今では値段が少し下がってだいたい13000円ぐらいで買えるようなので2位に推した。
1位:Bmai / 驚碳 Fly
BMAI / 驚碳fly(惊碳Fly)
— Sushiman (@sushimankawarai) May 16, 2024
久々にレビュー👟
定価459元(9,800円)のレース用カーボンシューズ。今は円安のレートながらもこの定価は素晴らしい。1元15円台の時代(コロナ禍初期)なら約7,000円。性能も良くまさに企業努力の結晶といえる。… pic.twitter.com/QZmfWv0Hh6
今年私が最もたくさん履いたカーボンシューズである。特に練習量が多いと、このような耐久性が高くかつコスパの鬼のようなシューズが非常に重宝できる。
定価459元(9,800円)のレーシング用カーボンシューズで、今は円安のレートながらもこの定価は素晴らしい。1元15円台の時代(コロナ禍初期)なら約7,000円。性能も良くまさに企業努力の結晶といえる。 たとえ、定価3万円台のカーボンシューズがセールで15,000-20,000円で買えたとしても(ヴェイパー3とか)、驚碳Flyのように定価が1万円を切るようなシューズ(しかも高性能)というのはとてつもなくインパクトがある。
セールしないと売れない定価(35,000〜40,000円ぐらい)で販売するんだったら、最初から定価1万円を切るシューズが増えれば喜ぶ人は多いと思う。
驚碳Flyの重量は26.5cmで205-210gと標準的。反発性、推進力、クッション性、安定性、耐久性などオールラウンダーという感じで、もしこのシューズが2万円台なら少し物足りないかもしれないが、"定価"1万円弱のシューズということでかなりの高評価をつけざるを得ない(たぶん、ほとんど誰が履いてもそう思うはず)。 アッパーやアウトソールは十分満足できる作りであるが(全然ショボくない)ミッドソールは上層が超臨界シート発泡TPEEで下層が超臨界ビーズ発泡脂肪族TPUのマテリアル。 一般的にシート発泡よりビーズ発泡のほうがコストが安く、PEBAやTPEEよりも脂肪族TPUのほうがコストが安い。
つまり、ビーズ発泡脂肪族TPUの割合が多いこのカーボンシューズがこの定価で販売できる理由が、コストの安いミッドソールを採用していることにある。 中国メーカーは、この驚碳Flyのようなレーシングモデルだけでなくデイリートレーナーやテンポアップシューズにビーズ発泡脂肪族TPUを各社が採用しており、2-3年前から低コスト化のトレンドとなっている(他の国のメーカーは脂肪族TPUの低コストマテリアルを採用していないように思う)。 そして、中国ではカーボンシューズ(レーシング)よりもデイリートレーナーなどのほうが需要がはるかに高く、かなりの数が売れるので、そちらのほうのシューズに脂肪族TPUのマテリアルがよく採用されており、EVAの上位互換といえる。
それらのシューズは基本的に1万円(459元)以下の定価で販売されており、なかには100万足以上売り上げるヒット作もある。とにかく数の規模が違いすぎるので、大量生産+国内生産により輸送や関税などのコスト削減でこの定価が実現している(製造、マーケティングだけでなく経済学、社会学なども合わせて学ぶと面白い)。
驚碳Flyを製造するBMAI(必迈)はリーニンと同じく北京に本社があり、他の中国主要メーカーの本社が点在する中国南部の福建省のメーカーではない。 BMAIの創業者はリーニン出身で、2015年に創設されたばかりの新しいブランドで、ブルックスのようにランニング製品専門のメーカーであるのが強み。 BMAIはミズノ中国と提携しているのだが、基本的にはオンラインでしか販売しない戦略なので、このような低価格を実現しており、アパレルも生地などクオリティが高いが比較的値段が安い。
驚碳Flyの走行感は、メタスピードエッジパリに近いので多くの人が気にいるのではないかと思う。 ただ、エッジパリのほうが高性能ミッドソールなので、より軽い。その点はエッジパリにやや分があるが、エッジパリは定価27,500円、たとえ割り引かれたとしても定価1万円以下では買えないと思うので値段のインパクトが大きい。 クッション性はエッジパリよりも驚碳Flyのほうが高く、いかにもロングラン、マラソン、ウルトラマラソンに良さそう。
BMAIは公式にはこの驚碳Flyをマラソン3-4時間台のボリュームゾーンのランナー向けのシューズだと謳っているが、エリートランナーもトレーニングで重宝できる(もちろんレースで履いてもOK)。 ということでベタ褒めの内容となってしまったが、性能の高さと定価の安さの両立は、日本や欧米のメーカーが簡単に真似できるようなものではない。市場の仕組み(規模の経済)や輸送、関税などのコスト面が違いすぎるが故の市場価格である。
中国製品といえば「廉価のフェイク製品」を想像する人も多いだろうが、このような驚碳Flyといった「低価格高品質の正規品」を「廉価のフェイク製品」とは別のものだとして見分けることは難しい(特にオンライン購入だと)。でもこうやって価値のある製品を見つけられたことが嬉しいので1位。
なお、このランキングはあくまで私が今年着用したシューズのみで構成されており、以下の新作シューズを含んでいない。
直近1年間の発売+今後発売される、私の未着用レーシングシューズ
★ 期待しているもの
・Mizuno Wave Rebellion Pro 3
・Mizuno Wave Rebellion Pro Low
・On Cloudboom Strike
・On Cloudboom Strike LS
・Brooks Hyperion Elite 4 PB ★
・Puma Deviate Nitro Elite 3 ★
・Puma Fast-FWD Nitro Elite 2
・Asics Metaspeed Sky Paris
・Saucony Endorphin Pro 4
・Saucony Endorphin Elite 2 ★
・Kiprun KD900X LD+ ★
・Peak UP30 Elite 4.0 ★
・Li-ning 飞电5 Elite
・Li-ning 飞电5 Ultra ★
・Li-ning 龙雀 ★
・Qiaodan 飞影PB 5.0 ★
・Qiaodan 飞影Plaid 2.0 ★
・Qiaodan 轻鸿
・361° 飞飚 2.0
・361° 栗蜂
・Bmai 驚碳 3.0 ★
・Erke 芷境 Pro
・Anta C10 Pro 1.5 ★
・Xtep 160X 6.0
・Xtep 160X 6.0 Pro
・Xtep 160X Monxter ★
多すぎるので全部履けない。1つ1つ履いていきたいとは思っているが…
番外編:コスパ最強!レーシング以外でのおすすめの2足
①:Qiaodan / 強風SE
Qiaodan / 強風SE
— Sushiman (@sushimankawarai) August 30, 2023
"風が強く吹いている" 寛政大カラー
今月発売された巭TURBO(Q-KUNGFU TURBO)ミッドソールのデイリートレーナー。インソールに箱根駅伝のコース図。
📷 https://t.co/HhwGSnzVaC
📷 https://t.co/SC6tUbZ6hw pic.twitter.com/FpQOj7Zm00
アニメ「風が強く吹いている」の公式ライセンス商品。この1年間で1,770km走行したが、まだまだ使えそう。クロカンコースでも多数履いており耐久性の高さ、値段の安さ(今なら6000円ぐらい)、走りやすさ(程よいロッカー)の三拍子揃っているので最高。剛性が高くないプレート+脂肪族TPUのミッドソールで硬度はやや硬いが、その分劣化は抑えられている印象。アウトソールのCPU(キャストポリウレタン)の耐久性も高くコスパ最高。
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②:Do-Win / 六角形戦士
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上海マラソンのエキスポで5500円ぐらいで購入。オンラインでは5000円で買えるところもある。ミッドソールはやはり低コストの象徴である脂肪族TPU。PEBAよりも低コスト。剛性が高くないプレート+脂肪族TPUの組み合わせは強風SEと同じ。六角形戦士というのは、テレビ東京のテレビ番組が由来のようだ。
テレビ東京の『卓球NEWS』が、六角形レーダーチャートを使い、パワー、スピード、テクニック、サーブ、レシーブ、経験値の6項目で、各国卓球選手の実力を分析したことに由来する。中でも、中国の馬龍選手は全てパーフェクトで、レーダーチャートがきれいな六角形になっているため、「六角形戦士」と呼ばれている。その後、能力を全面的に備えている人や性能が完全な商品を広く指すようになった。
2022年頃から六角形戦士という表現が中国でされるようになり、割と新しい表現のようだ。強風SEと同じく走りやすく、耐久性、安さも良さそうなので、ある意味では、強風SEも六角形戦士だといえるかもしれない。
強風SEも六角形戦士もレースでは履くシューズではないが、基礎構築期ではほぼ全ての練習に履くことができるオールラウンドシューズであり、かつ値段が安く耐久性が高いとなると「神シューズ認定」ということにしたい。
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