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すしログ江戸料理帖【鰯の煎酒焼き】
「すしログ江戸料理帖」は今や絶滅危惧の「江戸料理」の魅力を伝えるレシピ紹介マガジンです。僕に「江戸料理」の魅力を伝えてくれたのは「江戸前芝浜」の海原親方です。この方は凄い料理人で、江戸時代の文献を読んで江戸料理を現代に復活させている偉人です。
そして、僕も江戸料理の人気向上のために貢献したいと思い、本マガジンを始めました。江戸料理の魅力を簡単に挙げると以下のとおりです。
シンプルで手軽
季節や旬を感じられる
ヘルシー
日本酒との相性が抜群
江戸料理の魅力が伝われば幸いです!
さて、前回は江戸料理【煎酒】を紹介しました。
今回紹介するレシピは【鰯の煎酒焼き】です。
これは【煎酒】を活用した、僕の妄想江戸料理です。江戸ッ子も鰯が大好きだったので、こんな食べ方もしていたはず!
醤油ベースの蒲焼とは異なる爽快な美味しさです。
【鰯の煎酒焼き】
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【鰯の煎酒焼き】は、上記の通り僕が妄想で編み出した江戸料理です。頭に浮かんだので作ってみたところ、期待以上の美味しさでした!なので、これはnoteで紹介して皆さんにも味わって頂きたい、と思って記事を書いています。
鰯を焼くときは皮が破れるのを気にされるかもしれませんが、気にせず焼きましょう。旨いのは皮ではなく皮下脂肪なので、皮がはがれても美味しさには影響しません。
使用する材料・調味料
大人2人分の材料です。
鰯(大サイズ):2尾
煎酒:大さじ2
日本酒:大さじ1
味醂:小さじ1
・鰯がこぶりな場合、数を増やしてください(笑)
レシピ(作り方)
鰯を開く。手開きでも包丁でおろしても問題ありません。
煎酒、日本酒、味醂を混ぜた漬け地に、鰯を15分〜20分漬け込む。
グリルで身の方から焼いて、焼けたらひっくり返して、皮がこんがり脂がパチパチとなったら完成!
・「海背川腹」ではなく「海腹川背」で焼きます。鰯は皮が薄く、皮下脂肪が多い魚なので、腹側を先に焼いて、仕上げに皮目を焼いた方が脂が落ちません。
最後にひとこと
とにかくご飯に合います。そして、煎酒のおかげで朝ご飯でもスッキリと食べられます。この料理を作ると、「煎酒って凄い!」と思って頂けると思います。
ペアリングの日本酒を提案したいところですが、この料理にはご飯を推奨します!鰯の脂と煎酒の酸味が絶妙で、そこにお米の甘味を合わせるのがマリアージュなのではないかと…!
また次回を楽しみにして頂ければ幸いです。
励ましの「スキ」を頂けると、次のレシピを書く原動力になります!
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