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ニホンヤモリの観察記録

こんにちは、寿司は最高です。

夜に散歩に出掛けると、昼間には見られない様々な野生動物を見ることができます。24時間ネオンが輝くような都会ではネズミやGくらいしか見られないかもしれませんが、大体のところでは側溝や草むらを注意深く探してみると意外な生物が見つけられると思います。私は先日の散歩で、ハクビシン、アマガエル、ニホンヤモリ、テナガエビ、ベンケイガニ(?)、ギンブナ(?)、ウナギなどが見れて非常にワクワクしました。夜の散歩は楽しく健康維持ができるため、非常にオススメです。

⚠️安全面を考慮して反射材を身につけ、懐中電灯を持ち、複数人で出掛けることが好ましい。

今回はここで出会ったニホンヤモリについて記録します。

壁に貼り付く茶色の影

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壁にいたニホンヤモリ氏

庭で生き物を探していると、物置の壁に貼り付いた何かがいました。懐中電灯を当ててよく見てみるとトカゲ...?いや、ヤモリです。トカゲに比べて動きがのろく、手が大きいです。もっと近くで観察したいな〜と考えて金魚網を取りに戻って捕獲を試みましたが、物置の下に逃げられてしまいました。またしばらく放置していれば出てくるかと思いましたが、その日は出てきませんでした。

再チャンス到来!

その翌晩、同じ場所を探しに行くとまたヤモリが貼り付いていました。網での捕獲に失敗したため、別の方法を取りたいと考えました。思いついたのは、室内に侵入した虫を殺さずに捕まえて外へ逃す方法です。それを紹介していたサイト(nano's library)も見つけたので、詳しく知りたい方はそちらを見てください。手順としては以下の通りです。

1. 透明なケース(プリンのカップや厚底トレーなど)と厚紙(今回はクリアファイルにした)を用意する

2. ターゲットの上から素早く透明なケースを被せる

3. クリアファイルを壁に当てながらそれが透明なケースの蓋になるようにスライドさせる

4. 捕獲完了!超簡単✨

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怯えるニホンヤモリ氏

捕獲直後、刻み青ネギのトレーの中で縮こまっている姿です。何か、餌を!と思って草むらで虫を探しましたが、クビキリギスしか見つからず、とりあえずソイツを捕まえて入れておきました。しかし完全無視、フルシカト。ちょっとデカかったようです。その後、指を顔の前でチョロチョロ動かしたら威嚇されました。そんなに可愛く威嚇されてもこちらは喜ぶだけですよ🤗

インターネットで調べた感じだと、本州にいるほとんどはニホンヤモリという種なんだと思います。平均の体長は10-14 cmとのことなので、この子は少し小さめですね。

トレーの側面が凸凹していて観察しにくかったため、虫カゴに移して観察を続けることにしました。

簡易的な家作り

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10分で作ったおうち

飼うつもりは無いのですが(本当は親の猛反対に負けた)、できるだけ快適にいてもらおうとした結果、このような形になりました。ヤモリは夜行性なので、暗く隠れられる場所(シェルター)を用意すると入ってくれると思って段ボールで30秒くらいで作ったものを入れてあげました。すると思惑通り、するりと入ってくれました。偉すぎ!💯

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隠れるニホンヤモリ氏

またしばらくしてから覗いて見たらいない!?焦りましたが、しっかりと探すと石に貼り付いていました。擬態が上手!天才すぎる!💯

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隠れるのが上手すぎるニホンヤモリ氏

このようにとても可愛いので段々と飼いたい気持ちが増していったのですが、ヒーターや餌を揃えたり飼育スペースを確保したりすることが大変+まあ野生の方がのびのびと暮らせて幸せだろう、という現実的な理由で夜に逃がしてあげることにしました。

さようなら、元気でね( ; _ ; )/~~~

ニホントカゲを見て思い出す

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これはトカゲ氏

また別の日、昼間に庭で鮮やかな青色の尻尾を持つトカゲの幼体が歩いていました。美しいものが儚いように、大人になるにつれてこの青色は褪色してしまいます。ずっとこの子のことを脳死でニホントカゲだと判断していましたが、テレビでよく見る加藤先生によるとここ静岡県東部ではニホントカゲとオカダトカゲがどちらも生息しており、また見た目による判断が難しいらしいです。知らなかった…!こちらに気づくと、ヤモリとは違った素早い動きで物陰へと逃げてしまいました。

あのヤモリは元気だろうか、暑くて夏バテしていないといいな。

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