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75歳の現役すし職人は60歳から修行を始めた。都内で寿司屋を営む河野 透さん

2007年に東京すしアカデミーを卒業した河野 透さん。広告会社を退職後にアカデミーや、店舗の見習い職人として経験を積み、2011年に念願の開業を果たします。出張と貸切の隠れ家寿司屋「鮨かわの」は調布市西つつじヶ丘にあります。

1日1組限定のスタイルは「ゆっくりくつろいでおいしいお寿司を食べていただきたい。」との想いから。仕入れから出張まで1人でやっており、自宅に寿司屋専用の台所を作り営業している河野さんにお話を聞きました。

編集部:河野さんは東京すしアカデミーがまだ巣鴨にあった頃の生徒さんですよね。

河野さん:はい。巣鴨での受講のことは今でも印象に残っています。

62歳で退職して修行を始める

編集部:どんなお仕事をされてましたか?

河野さん:広告会社でサラリーマンをしていました。お寿司が好きでいつか自分で作ってみたいと思い60歳ころから巣鴨で「土・日コース」を何度か受講させていただきました。62歳で退職いたしましたがその後も新宿で「プロ養成講座」を何回か受けさせていただきました。

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編集部:鮨 かわの はどんなお店ですか?

河野さん:出張寿司と一日一組限定のお店です。誰にも邪魔されずにゆっくり楽しんでほしいので一日1組限定の予約制にさせて頂きました。

また、出張寿司はお年寄りやなかなか外出できない事情がある方や、小さなお子さんがいる方にも握りたてのお寿司を食べて頂きたくて始めました。この業態なら自宅で始められるので資金を抑えられます。

体が動くうちは働きたい

編集部:お店を開業するまでに苦労したことはありましたか?

河野さん:東京すしアカデミーを卒業してからはインターネットで「寿司見習い募集」を探して、街の寿司屋で4年間ほど仕入れ・仕込み・接客などについていろいろ教えて頂きました。その間に調理師免許も取得しました。

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編集部:今後の目標を教えて下さい。

河野さん:今年の8月で75歳になります。基本は年金生活ですが自分の小遣い程度は稼せがせて頂いております。体が動くうちは働きたいですね。

編集部:お寿司業界を目指している人に何かアドバイスをお願いします。

河野さん:何事も「ことを始めるのに遅すぎることはない。」と思っています。

編集部:河野さんありがとうございました!

鮨 かわの
住所:調布市西つつじヶ丘2-22-19
時間:12:00~23:00

※この記事は2019年6月に東京すしアカデミーのWEBサイトで公開されました。

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