お気に入りのミントティーがカルディから消えた話。
私がミントティーを好きになったのは、大人になってからだ。
20歳頃までは、スースーしてて、ガムを飲んでいるみたいで嫌だった。
それなのに。
キッカケは忘れたけれど、
いつのまにか私の必需品になっていた。
お気に入りのミントティーは、
輸入食品店(ちょっと良いもの、珍しいものが置いてあってわくわくする店)や、
カルディコーヒーに売っている。
いや、売っていた。
6/10、梅雨なのに晴れていて暑い。うざったいくらい快晴。
今日も機嫌よくお気に入りのミントティーを水出ししていたら、
ストックが無くなったことに気づいた。
私は、気に入ったものをその場で2、3個買ってストックする癖がある。
(オタクが良くやる手法。一期一会を恐れてたんまりと買う。)
なのに、無くなってしまった。
…よし、買いに行こう。
その日は在宅勤務にし、早めに仕事を切り上げ、いそいそと買いに出かけた。
梅田のカルディー。
カルディーの、この、ごちゃごちゃした感じが好きだ。
ネットで気になるものを見つけて行っても、
あの、店に入った瞬間何が欲しかったのか忘れてしまう感じも好きだ。
だが今日は違う。私には明確な目標がある。
私は今日、大好きなミントティーを買うのだ。
大好きになってから一度も切らしたことのない、あのミントティーを。
…と息巻いていたのだが、無い。
あのミントティーが、ない。
どうして???
店内を何周もしたが、見つからない。
えええええええええ!?
ない。
お店の人に聞いて分かったが、今は取り扱っていないらしい。
夏になればまた復活するかもしれませんね、と。
どうして?
「私だけはあなたの魅力をわかっているよ、私が一生買い続けるよ」
と思っていたのだが、独りよがりだったようだ。
似たようなことが、人生には多いのかも知れない。
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