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懐の深い味 #ほうとう不動 東恋路店
スープを一口飲めば具材の鮮やかさを感じ、これから何種類の味に出会えるのかを想像してワクワクする。「ほうとう」と言われて想像する平たい麺よりは太く、コシのあるもっちりとした食感が存在感を放っていた。香るなめこに甘いかぼちゃ、温もりを吸い込んだお揚げに食感を加える白菜、他にも様々。最後まで味に満ち溢れていて、それがちゃんとスープにも染み出ているのが調和の証拠。
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これを人で表すとしたらどうだろう。大きな器にいろんな経験を詰め込んで、全部まとめて温かさで包み込む。何か辛いことがあったら身を委ねたい、そんな安心感と懐の深さを感じさせるパーソナリティだと思う。実際この日は富士急ハイランド帰りの疲弊した身体で食べたが、一日を幸せに締める最高の一杯になった。
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このお店は外観も素敵で、インスタでも人気らしい。大きな白いドーム状の建物はかまくらの様で、雪を想像させる冷涼さとほうとうの熱気が空間にコントラストを生む。かまくら×鍋は雪の降る山梨との相性が良く、雰囲気でも味を演出する粋な空間設計だった。
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メニューは不動ほうとう(1100円)だけ。後はサイドメニューを追加する方式だったのでいなり寿し(440円)を注文。こちらはお米の香りが独特で、その秘密は黒糖で炊き上げているからだそう。直前に酢飯を詰めているのか、箸で掴むとすぐに崩れてしまうほど柔らかくまとまった軽い食感だった。ここまで完成したお店がチェーン店という驚き。
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