何を食べたらいいのか分からなくなった
20代と30代前半まで、東京に住んでいました。
若かった時期はそんなに寝なくても、食べるものもそんなに意識しなくてもパフォーマンスに影響することはありませんでした。
しかし、少しずつ変化を感じ始めた、20代後半。
食事を摂った後に倦怠感が残ることが増えてきました。
特に昼食後。
昼食を摂った後、急激に体がだるくなり、眠気に襲われる・・・
なかなか仕事にならない時もありました。
それまで、平気だったことが、そうじゃなくなることは認めたくないし、なんとか騙し騙しやっていました。
そして、これから何を食べようかな・・・?と、選んでいる時も、食後の体調を気にすることが多くなり、結局、何を食べたらいいのか分からなくなったのです。
ずっと、そんなことは考えず、食べたいものを食べてきた人生、まさかこんなことで悩むとは!なんだかそれはショックでした。
そんな中、田舎である島根に帰省した時のご飯に衝撃を受けます。
普通の普通のご飯、白米ですが、口に頬張ると、とろけるように甘いのです。そしていくらでも食べられる。ご飯だけで!
親に聞くとその米はコシヒカリで近所の農家さんから直接買わせていただいているとのこと。ちなみに一等米という最高級の米でした。
えっ!こんな美味しいお米を毎日食べてるの?
と聞くと、普通だよ、そんなに美味しいかな?という返事が返ってきました。
結構、このお米が衝撃的でした。
東京では何を食べていいのか分からなくなっているのに、地元島根ではいくらでもこんな美味しいお米が食べられる。
そして、食べた後の倦怠感もありません。スッキリなのです。
健康だ!これこそ健康だ!と思いました。
当時の僕には日々、健康に良いものだけを食べていける経済力もなかったので、ジャンキーな食生活を完全に避けることは不可能でした。
これでは何をやっても駄目かも知れない・・・。
食という安定を得ないと、いくら頑張っても駄目なのかも知れない。
そういう気づきを得た経験があります。
そこから、数年後、僕は東京から島根にUターンします。
今は美味しいお米や新鮮な野菜、安心して食べられるものに囲まれています。
もう、何を食べたらいいのか分からない、なんてことはありません。
お米、お野菜、お魚、お肉、そして美味しいお水。
食の安心に守られ、食を毎日楽しんでいます。
やはり健康が第一です。
その一歩はやはり食だと思います。
豊かな大地に抱かれたこの土地。
是非、一度訪れてみてはいかがでしょうか・・・?