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時代の終わりと自我の解体
これから進むであろう世界について記しておく。
間違いなく、これまでの時代は終わる。
これまで、皆が信じてきた、頼ってきた存在の中身が暴かれ、信じることが出来なくなる。
それに絶望する人もいるだろう。
確実に時代は終わる。
そして、水面下では、それまで自分達の存在のアイデンティティであった自我が解体される。
時代の終わりと自我の解体はセット。
それぞれ、一人一人が自我という存在を客観的に眺めるような意識状態になる。
何であんなに必死になっていたんだろ?
あのこだわりはなんだったんだろう?
自分自身から自分が抜け出したような感覚で、自分を眺めるようになる。
もう強固な自我が作る世界に収まることが出来ない。
初めは、自分はおかしくなったのでは?と自分を疑う。
でも、やがて今までがおかしかったんだと腑に落ちてくる。
そして、安心する。
そうなると、自分自身の存在の意味が分かってくる。
自我を超えたところにいた自己。
いつもずっといたのに、そこにいないものとされてきた自己。
迷子だったその存在と出会うことが出来る。
やっと会えたという安心感。
だから、まず安心したらいい。
理由も無く、安心したらいい。
わたしたちはそんなにちっぽけな存在では無い。
一人一人は世界と対等に存在している。
自我を想像し合って、背比べをしていた時代は終わる。
この終わりが新たな始まり。
だから、安心して、自我を見つめていこう。
自我を懐かしみながら、愛おしみながら。
時代のフィナーレを見送って、十分見送って、その先へ。
新しい世界は待っている。
新しい自分ときっと出会う。
終わりの始まり。
始まりの終わり。