1億総レポーター社会 160/365
日常にオンラインという世界が入ってきて、普段からオンライン、オフラインを行ったり来たり。
そんな毎日に変わってきましたね。
PCやスマホの普及でわたしたちはオンライン上ならいつでも、どこでも、繋がれるようになりました。
これって、一昔前なら考えれなかった。
十代、二十代の人たちからしたら、このような社会は当たり前かもしれないけど、ついちょっと前までは、誰かに連絡を取って会って、話す、とかすごく大変でした。
それが今は、思い付いた瞬間にとりあえず、連絡を取ったり、メッセージが送れる。
だから、思い付いたことを逃すことも少なくなりました。
そんな感じで、オンライン上では日夜、多くの人たちの想いが激しく動き回っています。それがネット上のSNSの世界を中心に繰り広げられています。
おそらくほとんどの方がそうだと思いますが、今は普通の生活の上にオンラインが並走しているから、いつもなんとなく気忙しい。
例えば、SNSが普及する前は、どこかで食事をしたら、そこで一緒だった人と時間を共有して、後は、直接会った人とそのことを話すくらい。
だから、一つの経験はすぐに終わっていく感じでした。
でも、SNSの登場で、一つの経験(投稿)をネットに上げれば、多数の人に伝わり、それが時間的にも中々、途切れない。
コメントやリアクションがしばらく続けば、その場を立ち去っても、しばらくはその経験がじわりじわり残り続ける・・・
そんな経験感覚に変わってきた気がします。
だから、一つの経験がとても濃いものになります。
何回も反芻することになるので。
これって、よく考えると、誰もがレポーターのような状態なんですね。
それぞれの現場から、生の情報を伝えて(記事として投稿)、そのリアクションをしていく。
今のネット社会はそんな風に、わたしたちの存在の形を変えていきました。
みんながそれぞれ、自分自身で体験して、「現場からは以上で〜す!」って言っている感じ。
やっぱり、これって、すごく面白いですよね!!
現場のことは、現場の人しかわからないから、レポーターがそう感じたなら、それが正解!
だから、今のわたしたちは様々な人たちの現場の声を聞きながら、色々なことを想像し、また、自分もレポートしている。
1億総レポーター社会
です。
そして、いつも、正しいことなんて、言わなくていいんです。
自分がそう感じたなら、現場の私はこう思った、感じた。それで完結!
だってネット上のアカウントは個人のものだから。
もうそれ以上でもそれ以下でもない。
目の前で起きていることを体験し、伝えたいと思ったら、ネットで伝える。
そんな風にして、自分自身を自由に表現する。
そんな社会に変わってきたと思います。
若い人は「えっ!そんなの当たり前じゃないの?」と思うかもしれないけど、本当、これここ最近起きた変化なんです。
だから、若い人が自由に自分を表現している姿はとても刺激になり、勉強になります!
僕も負けじと、自由に表現を続けたいと思います!(笑)