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変わるのはわたし?

周りは変わらない、変わるのはわたしです。

自己啓発系によくあるメッセージ。周りを変えるより、自分が変われば問題は解決する。
この言葉、腑に落ちるときもあるが、時には理不尽に思えることがある。
物事の良い方だけを見ましょうも、同じような感覚。

いつの頃からか、このようなメッセージが世の中に溢れ、世界をどう解釈するか、そんなことばかり考えていた時期もある。

先日、行われた参議院選挙、れいわ新撰組山本太郎氏の選挙演説などを聞いていると「日本を変えよう」「世の中を変えたい」そういったメッセージを発していた。もちろん選挙で票を取るために、そういったメッセージになる事は当たり前だが、長年我慢してきた日本人へそろそろ我慢はやめにしないかと訴えているように見えた。
日本人が何かを長年我慢してきたとは思わないが、この裏側には「変わるのはあなた」というような根深いメッセージが横たわっていた気がする。
誰もがなんだかおかしいと思いながら、いや、自分がおかしいのでは?そこを自分で考え、慰め、行ったり来たり・・・
しかし近年、この国の凋落が数字上でも表されるようになり、ちょっと待てよと。
やっぱり、おかしいことはおかしいぞ!

そういった、パワーが市民の間にもみなぎるようになり、街の空気も変わってきた気がする。

変わるのはわたし?変わるのは周り?
わたしと周り、どちらかが変わるのではなく、フィードバックし合う、わたしを取り巻く世界をもう一度再認識し、わたしの行動で世界を変えるのだという時代になったと思う。政治はその一部。政治からそのメッセージを発する人もいれば、仕事、地域社会、家庭から情報発信源は様々だ。解釈だけではない。行動を伴ったメッセージ。

そして、変わるのはわたしというメッセージ。理不尽な世の中を作り上げた支配者層の目眩しとして使われて来たのでは?と感づく人が増えてきた気がする。ある意味宗教が果たしてきた役割の終焉。そんな時期に来ている。

時代は変わった。世界はひとりひとりの延長に存在することを実感することが多くなった。
マトリックスに閉じ込められていた集合意識が個々のエネルギーで爆発を始めている。

変わるのはもちろん、わたし。でも受け身で解釈だけを変えるのでは無く、行動のエネルギーで周りに作用すれば、わたしと周りがバランスよくフィードバックされる本来の世界を取り戻すことが出来るだろう。

今はそんな時代が来ている!