在宅治療中の話
在宅治療中の生活
治療と治療の合間に一時的に帰宅しますが、時に在宅での服薬のみでの治療で済むことがありました。息子の場合、一時退院から次の入院まで最大で3週間あることがありました。
医師からは感染症にはとにかく気をつけて、と入院当初からずっと言われていて、それは家にいても同じで、ただ対策としては、外出時はマスクして人ごみをさけてというもの。
それから、生モノも万一に備えて本退院までは許可できないよ、と
寿司、ローストビーフ、生卵
といった食品は禁止されてました。
息子在宅中は外出と食事に気をつけて生活しました。
息子が頻繁に家にいた時期、ちょうど世の中はコロナ流行と睨めっこの時期でした。5類に移行したとして、ビフォーコロナに戻れるのか、みんなが悩んでいた時期です。
コロナ期と同じステイホームで最小限の行動範囲で過ごせば良いかー、、と息子の外出は散歩も人のいない時間に近所をぐるっと程度で基本家で過ごしました。
家にいなきゃいけないならば、、家で楽しむしかないので、ホットプレート大活躍!チョコレートフォンデュ器大活躍!かき氷器大活躍!で、参加者は家族のみですが、ホームパーティーもたくさんしました。
もんじゃ焼き、たこ焼き、たくさん食べました。入院中にすぎてしまった誕生会も盛大にしました。
おでかけ先
とはいっても、ずっと家にいるのはね、、と体調が良い日に車で移動できるところ、人ごみのないところを選んで少しだけおでかけしました。
人が少ない午前中の海岸
ドライブスルーのスタバ
人がいない大型スーパーのゲーセン
人がいない平日午前中のがら空きの映画館
1日だけ、ゴールデンウィークの人ごみの多い地域に行き、人ごみを横で見ながらソフトクリームを食べにいったことがありました。
その後特に体調不良になることはなく済んだのですが、悪いことをしているわけでもないのに変な罪悪感があったり、スリルを味わっているような気持ちになりました。
在宅治療中の一手間
PICCは体に入ったまま帰宅しているので、挿入部は入院中と同様で化膿したりしないように気をつけなければならず、特に入浴時は濡れないようにしなくてはいけません。
入浴前にビニール袋を腕の巻き巻きして分厚いテープでとめます。水が入らないようコツは多少あります。入院中に何度か失敗していたので在宅時は問題なくできました。
ドラッグストアでも買えるような専用の保護シートを使ったりもしましたが、うまくできればビニールで十分でした。
食事について、自宅調理なら調理後2時間以内に食べる、常温品は開封後1日以内までならオッケー、という病院ルールがあったので息子在宅中もそれに従いました。
準備は時間に追われたり、衛生面でいつも以上に注意するのに気を張りました。
そして息子のために開けた食べ物たちの中途半端な残りを捨てずに忘れずに家族内でどう回していくか、考えなくても良いとは頭では思ったことはあるんですが、主婦としての意地というか貧乏根性というか、、無駄に気を回しました。