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抗がん剤の副作用の話
抗がん剤の副作用の話です。
各治療フェーズで入れる抗がん剤で予測される副作用はすぐ出るもの後発でくるものたくさんありました。
全期通して頻出なものとして、
骨髄抑制:
当初は耳慣れず、理解するまでに時間を要しましたが、造血への抗がん剤の効果です。
抗がん剤の種類や量によっては使うと白血球、赤血球、血小板、順番は様々ですが、数がものすごく減ることがあります。
赤血球、血小板は輸血で対応できますが白血球はそうはいかないけど、下がって細菌やウイルスの侵入してしまうと命に関わる危険性がでてくるので、注意が必要です。
輸血も問題なければ有用ですがアレルギー等もあるので油断はできません。
嘔気嘔吐:
抗がん剤が嘔吐中枢を刺激するために起こるようです。
適宜予防的に吐き気止めが使われましたが効かないときもあります。ただ吐き気どめもたくさん開発されているので治療が複数回あるときは色々試してみて合う吐き気止めに出会えると楽になれます。
脱毛:
抗がん剤の種類によっては成長しようとするものを抑え込む性質があり髪が生える力が強いので抜けるようになるようでした。
通常治療が始まって2週間もすると髪が抜けだし、抗がん剤の点滴が終われば2カ月もすれば生え揃うようです。
入院中心生活の際中生え揃うまで伸びることもありましたが、それも再び抜けました。
最初髪の抜けたところとそうでないところにギャップがあり、見た目は気になりましたが、抜ける勢いがすごくベッドの掃除や衣服についたものの洗濯前後の処理に追われてそちらが気になり、更に慣れてくると治療の効果の現れてとしての暖かい目に変わりました。
外を歩く時は布製の帽子を愛用していましたが、夏場は暑くすぐにとってしまいました。ウィッグを無料で作れるキャンペーンがあるようでしたが、息子は結局作らずじまいでした。
粘膜障害:
口内炎や下痢など粘膜炎を起こしやすくなります。
予防にはうがいが一番みたいたいでしたが、うがいが嫌いで中々定着しませんでした。
酷い口内炎に何度か泣かされました。
肝機能障害:
肝臓の値が非常に悪くなり、薬による対処が必要だったり、場合により中断することになります。
ウルソを処方され今も飲んでいます。
その他、心障害、髄膜炎、アナフィラキシー、急性膵炎、糖尿病、、必ずでるわけではないとはいえ、リスクはあるとのこと、出ないように願うしかなかったです。