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#9 再寛解導入療法ⅡA-副作用の恐怖再び デカドロン&アドリアシンによる-
2023年5月29日から自宅にて再寛解導入療法その1がスタートしました。
1週間、毎日ステロイドのデカドロンを経口投与しました。
この頃にはすっかり病院や治療に慣れていて、先々の抗がん剤やステロイドの副作用を心配し、備えて構えるようになっていました。
体も心もようやく少し元気になってきたのに悪名高いデカドロンのせいでメンタルが先に崩れ始めました。
不安を抱えながら2023年6月4日から再入院です。一番仲の良かった友だちは別病棟で頑張ってはいますが遊んだり会ったりすることができません。
治療はデカドロン1週間の服薬に続いて、オンコビンを週1で4回の点滴、アドリアシンも同じく週1で4回の点滴、ロイナーゼは筋肉注射で週2回2セットで計4回、デカドロン最初1週休みで1週間+3日ごと漸減の9日間で、治療期間計は23日経口投与を行いました。
デカドロンの精神不安定の中、アドリアシンの吐き気、再びの抜け毛、白血球減少による粘膜障害に悩まされました。
特に口全体にできた口内炎、そしてその痛みを和らげるためにいれたフェンタニルの副作用で血中酸素が下がってしまいました。
治療のせいで死にそうになっている息子をみるのは本当に辛かったです。
〈再寛解導入療法ⅡA血液検査推移〉
標準治療に加えて、高脂血症対策でリピデイル、吐き気止めのプロイメドン、ATⅢ回復のためアコアラン、抗菌薬のセフェピムとバンコマイシン、痛み改善のアセリオ、ロピオン、フェンタニル、白血球回復のノイトロジンを使いました。
白血球が上がってきて割合すぐ状態が落ち着き、しかしまた寝たきりが続いてしまったので再び筋力が落ちてしまいました。できる限りでリハビリを頑張りましたが、本人は不安でいっぱいの中7月13日一時退院しました。
自宅にて、不安とは裏腹にまあまあ動けていたと思います。
本退院まで後1カ月、親子で気は急いて、喜び半分焦せる気持ち半分でした。
この治療期間中には院内の眼科にも通いました。
口内炎大量発生のため歯科にもお世話になりました。