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看護師さん、保育士さん、看護補助の方々-病院で出会った人たち-
病院で出会った人たちの話です。
息子が入院生活を送った病棟には、時に家族の代わり、時にともだち代わりになって息子の入院の生活を支えてくれた優しい人たちがいました。
看護師さん
朝の検温に始まり消灯まで、起きている間も寝ている間も24時間お世話になりました。
もちろん交代制で、当番制だったのでいつも同じ看護師さんにお世話になるわけではありませんが、月単位で入院してると大なり小なり全員の看護師さんのお世話になりました。
息子の病気について経験豊富な看護師さんも多くて薬の飲み方、副作用の出方、ちょっとした体調の変化、たくさん助けてもらいました。
また、息子とも生活のこと、食べ物のこと、ゲームのこと、学校のこと、家族のこと、などなどお仕事の合間にたくさんお話してくれました。
看護師さんたちは基本的にとにかく忙しいです。慣れるまでは、失礼ながらナースコールを呼んでもいつまでも来ない、予定通りに来てくれない、といったことにイライラしてしまうこともありました。
息子が落ち着いて様子がみれるようになると、日により作業量が違うことがわかるようになりました。
抗がん剤や輸血の対応のときダブルチェックが必要だったり、
30分間張り付きで一人にかかりきりでなきゃいけなかったり、
別の病棟に患者を移動させて不在になったり、
重心の子の対応には人手が必要だったり
したようで、そういった対応が重なると看護師さんたちの手が回らなくなってました。
そして四六時中、
点滴鳴ってるよ、
トイレが終わったよ、
冷蔵庫からこれ持ってきて、あれ持ってきて、
食事さげて、
シャワーいれて、着替えたい、、、
まだ?
患者や患者家族からの遠慮のないナースコールの嵐です。
ごめんねー🙏とバタバタと対応してる看護師さんたち、本当にすごいなと思いました。
看護師さんは色んな年齢の女性の方が多かったですが男性も数名いました。
小学校中学年以降、特に中学生の男子たちにはお兄さん看護師さんたちの存在はコミュニケーションをとる上でとても助かっているように見えました。
保育士さん
病棟に専任の保育士さんが2名いました。処置前の子をリラックスさせるために処置室の中まで一緒に入ってくれて、遊んだり話をしたりしてくれます。
入院当日、検査前のナーバスで怒って看護師さんの手を焼いていた息子とうまくコミュニケーションをとってくれたのも保育士さんです。
日々のお菓子や食事を運んでくれたりすることもありましたが、普段はプレイルームやおもちゃを管理してくれたり、病棟の内装を工夫してくれたり、クリスマスや夏祭りといった各イベントの準備や実施をしてくれていました。
プレイルームで病棟のおともだちと保育士さんとでカードゲームで遊ぶ時間を輪の中心で仕切ってくれてみんなを繋げてくれました。
息子が病棟内のコミュニティに溶け込むことができたのはひとえに保育士さんのおかげだと思います。
看護補助さん
看護補助さんも病棟で子どもたちを見守ってくれていました。
普段は食事の配膳や清掃や病棟間で荷物やベッドの移動などをしてくれていました。
息子がお世話になっていたのは年配の男性と女性でした。いつも病棟内外で目まぐるしく働いてくれていました。
特に男性の方はみんなのじいじでした。イベントごとでも大活躍で、いつも笑顔で子どもたちをとにかく可愛がってくれました。具合が悪ければ心配してくれて、良くなれば一緒に喜んでくれました。