2024.10.19 運動会
この日は娘の運動会。
年齢を重ねてきて、いろいろ異なる個性が素直に発揮されている空間にいさせてもらえるのは、心が洗われるようだった。
走り方、ポーズのとり方、運動会の楽しみ方、参加されているお子さんがそれぞれの個性を素直に発揮していて、それぞれの個性、良さってどのあたりから発揮されなくなるんだろう、と考えだしてしまった。
私自身の経験の中で、まず頭に浮かんだのはサッカーを高校生の時に辞めた事だった。
中学校までは楽しくサッカーが出来ていた。思春期特有なのかはわからないけれど、小学校、中学校と異なる個性と組織をつくるのだから、そこにいろんな変化はあったけれど、概ね楽しかった。
高校の時の後悔は、その環境が変わったメンバーでサッカーが楽しくやれそうか?という事だった。プロを本気で目指していた、という訳でも無く、この時は惰性、もう少し柔らかに言うと流れに乗るままに続ける選択をしてしまった。
素直に個性を発揮するためには、周囲の理解が必要なんじゃないか?と考えているけれど、私の高校のサッカー部の雰囲気はとてもじゃないけれど、支え合ってプレーする、そんなものではなかった。
その感覚のズレは体験入部の時にも感じていたように思うし、夏休みまでの部活動の間に違和感は感じられていた。だけど当時はこれまで続けてきたサッカーを辞めるという事には真剣に向き合わなかった。この判断を誤った事もあって、高校時代はあまり良い時間に出来なかったし、ここから大学時代にかけて、努力をしてそれを成功体験に繋げる事が出来なかったから、社会人になってもいろんな場面で苦労した。
保育園から年齢を重ねていく事に、自分がどう社会に関わるかを少しずつ意識しなきゃいけなかった。だけど、私はそれが高校はおろか、大学まで自分と丁寧に向き合う事をしてなかった。そして、それは今でも続いているように思う。
だから、コツコツこうして日記を書くことで自分と少しでも向き合う時間をつくろうと思っているし、ようやく、ようやく仕事の中でも何か努力をして成功体験をつかみたいと心から思えるようになってきた。
一人の親として、まずは自分の子どもが自分自身と向き合う事と、自分の強みと興味を踏まえて社会にどう関わるのか、という事も、始めは一緒に考えたい。
そして、娘にそれらをするためには、まずは社会に既に出ている私自身がしゃんとしなくては。
今はなかなかうまくいかない事が多くても、それらから学んでいる事は多いし、この経験を自分の中で消化をしなきゃ。
楽しい事ばかりではなくなるけれど、社会の中にも楽しい事は必ずあるよと少しでも自信を持って伝えてあげられる親になりたいな。