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会食恐怖症(Deipnophobia)

自分の弱さって
なかなか気づきにくいですよね

私は元々
「精神的に強い」
と勘違いしていたタイプでした

そういう人は大抵
自分の弱さにフタをしてます

という訳で
最近見つけた「弱さ」

会食恐怖症について
少し調べてみました

会食恐怖症(Deipnophobia)は
社交場で食事をすることに
強い不安や恐怖を感じることを指します。
人前で食事をすることに対して過剰に緊張し
食べ物がのどに詰まったり
口からこぼしたりするのではないかという
不安感や自分が周囲から嫌われたり
笑われたりするのではないかという
恐怖感がある状態を言います。

大阪メンタルクリニック


私は昔から外食に行って
美味しいものを食べても
嘔吐してしまう癖がありました

その歴史を少し話します

嘔吐するだけで
発熱したりしないので
「体調悪かったかなー」
といつもスルーしていました

大きくなってもそれは続きます
どんなにおいしいものを食べても
嘔吐してしまいました

それから普通の食事も
恐怖に変わっていき
気づけば
拒食症になっていました

一日ほぼ何も食べず
「骨と皮」状態

親からも怖がれました

「さすがにこのままじゃ死ぬ」
と思った私は
せめて栄養価のあるやつだけでも
と必死に考えて
栄養士の免許をとることにしました

一応、国家資格だったので
親も喜びました
(本人は必死なだけ)

病院食や介護食
果ては自衛隊の食事まで
色んなタイプの食事をみました

栄養バランス×カロリーなので
基本美味しいかどうかは
そこまで重要視されません

ダイエットした事ある人なら
わかると思いますが
カロリーが低いものは薄味で
「美味しい」からは遠い事があります

生きるための食事
そんなメニューが並びます
私は少しホッとしていました

「食べることにストレスを感じる」
という事を共有できた気分だったのです

似たような感じで
クアイエットルームへようこそ
という映画で
食べ物を受け付けない少女
が出てきます

精神病院を描いた話

食事をとる事で
他の命が奪われることにストレスを感じる
という少女に対して
「それでも生きなきゃならないのよ」
と看護婦さんが言うシーンが
とても印象的でした

そんな神経症の私は
逆に食べることに
挑戦するような時期もありました

過食が進み
太り始めます

大体の拒食症は過食症とセット
それは根本的に「食べる」事への
恐怖なんじゃないかと思います

昔はそんな自分が嫌でした

振り返ると幼稚園の頃に
給食を食べ終わらなければ休憩できない
という謎のシステムの中で
食事をとっていました

泣いても喚いても
先生は怒っています

いや、私悪くなくない?
そんな恐怖の中で食事してたら
美味しいものも嫌いになるよ

「食育」と真逆です
今だったらモンスターペアレントが
怒って炎上ものでしょう

今でこそ飽食の時代と言われていますが
人類は飢餓状態の歴史が長く
「食べれることがあたりまえ
残すのなんて意味わかんない」
という環境が長く続いたと思います

お残しは許しまへんでー
っていう時代には
繊細な人は淘汰されてしまいます

不味い料理も残すなって
食品ロスだって
そんなこと言ってくれるなよ

人から強要される食事ほど
ヤバいものはありません

そんな自分の弱さに気づいて
少しずつ許すことにしました

「食べれなくてもいいじゃん」
「美味しいものだけでいいじゃん」
「お腹へったら食べればいいじゃん」
「毎日3食食べなくていいじゃん」

たくさんたくさん
許しまくりましょう

ちなみに私は梅粥が大好物です

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surume | 思考する夜型人間
最後までお読みいただきありがとうございます、今日もいいことありますよ!