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この期に及んでまたメンタルが強くなってしまったのでシャンパンでお祝いしたくなった話。
家族間のトラブルはどこにでもあるものだ。解決するのが難しい理由は、家族は血が繋がっているという事で分離して考えるのが困難であってどうしても『同族』としてみる傾向があったのだ。
私には12歳上の姉がいる。彼女は私からみると悪意の塊のような存在だ。しかし、私はこんなに内面の問題に向き合っているにも関わらず、姉を『表面上のもの』でしかみていなかったことに気がつくことができた。
姉と私の間には常に『母親』が仲介に入っている。彼女の話は置いておく。
母親が言うには姉は私を『ライバルだ』といって敵対しているらしい。
私は家族であり、たったひとりの姉妹なのでライバル関係ではなく、協力関係を結ぶのが道理だろうという思い込みがあった。
これが大きく間違っていたのだ。こちらの正義は向こうの不正義。
敵対している姉にとって、協力しようという妹はどう映っているだろうか。
『余裕かましてんじゃねぇよ』という感じなのかもしれない。
私がすることなす事、必ず反対の事をいったりやったりしてくる。
そして、私は姉がすることなす事一緒にやろうと考える。
例えば、姉は猫が好きだ。私も好きだから猫を飼う。猫の写真をシェアしたいと考える。しかし、姉は『猫は飼わない方が自然でいい』と言ってくる。
コロナワクチンに関しても、私は一気にみんなが打つことで効果があるのだから、協力した方がいいのでは?というと、姉は『〇〇教授(どこのだれかだかわからないハゲじじい)が体に悪いといっている』という。
個人の自由なのでどちらが正しいということはここで話すことはないのだが、協力関係を築きたい私は常にその議題の落としどころを探していた。
しかし、この度気づいてしまったのだ。姉に殺意がある自分に。
こんなに協力関係を結ぼうとしても断固として戦争をしかけてくる
北朝鮮みたいな姉をいっそ殺してしまった方がいいのではと思ったのだ。
YOUTUBEに検索をかけた。
『姉を殺したい』と。するとDaiGoさんが軽やかにお話をしていた。
彼は最後に『嫌いな人が死んだらシャンパンでお祝いする』と言っていた。
思わず笑ってしまった。確かにそう考えると超楽しい。
そうだ、私は用意していたのだ。ちゃんとこの日の為に戦略を練っていた。
『殺意のエネルギーの正体』をしっかりつかんでいたのだ。
それは殺意という名前がただラベルにはってあるエネルギーだったのだ。
素早くプラスのエネルギーに切り替えて何か秘策はないかと考える。閃く。
金田一少年も、名探偵コナンも、サイコメトラーEIJIも驚く仮説だった。
姉に殺意を覚えたのは戦略が疎らだったからだ。毎回戦法を変えてくるので、上っ面の対応をしてしまっていた。芯を掴んでいなかったのだ。
彼女が考える『最大の目的であり楽しんでいるゲーム』は
『妹の存在(私)をとにもかくにも無視する』というものだった。
そのためだったらなんでもする。父親も母親も使う。
親戚も使うし、病気になったり色々する。なりふり構わない。
執着してたのは私ではなく姉だったのだ。
戦術が見えてしまえばこっちのもの。対策はやりたい放題できる。
ミステリーでも本当に相手を殺している凶器はわかりにくくしてある。
それは回収されてあるピアノ線だったり、氷を尖らせたものだったり。
彼女の目的はどんな手を使っても『私を無視すること』にある。
そう考えたら、小さい頃から泣こうが喚こうが無視されていたように思う。
それでも健気に姉の満足がいくようにあれこれ協力していた私は
めちゃくちゃ仕事ができる女になってしまっていた。皮肉なことである。
動画にもあったのだけれど、こういったナルシストタイプの人は周りをコントロールする傾向があるらしい。私は一番最初にコントロールされてしまった人間なのだろうと思う。だから姉にコントローラーを渡してしまった私ももちろん悪い。(小さいのに12個上に刃向かえるほうがヤバイけど)
痛みに耐えてほんとうによく頑張ったね。小さいときはコントロールされることで生存できたのだから、そこは責めずにもう手放していいよ。お疲れ様でした。そして、またひとつ成長できたね。えらいぞ!!!!うおー!!!
この『殺害動機と殺害したときの凶器がわからない密室殺人』を見事解決してしまったのだ。
ここにたどり着くまでに結構長い電話をして無理やり事実確認したので
電話代が超心配だがこの答えを手にした代金だと思えば惜しくない!!!
こびりついていた頑固な油汚れが落ちたときのようなスッキリ感がした。
近くのドラッグストアにシャンパンはなかったのだが、大好きな林檎ちゃんがCMをしていた『碧AO』というウィスキーがあった。祝杯だ。
いつも私の存在を認めてくれる音楽があったからここまでこれた。
わたしはなんてしあわせ者なのだろう。祝杯まで用意されていたなんて。
これは予想だけれど、林檎ちゃんにも兄がいて同じような気持ちをもっているのかななんて考える。絶対的存在を乗り越えた先にしか手に入らない自分へ祝杯をあげつつ、相手が死んだとき用の献杯用のお酒を用意したのだ。
(いや、これはあくまでファンの勝手な期待と思い込みです)
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