躁鬱人、証拠が出そろってきた
はいみなさん、お元気ですか。
坂口恭平『躁鬱大学』を読んで観念したあさにです。
普通の人と違う臭いと真剣に悩み始め、5年くらい経ちますかね。。。
えらいてんちょう、借金玉、吉濱ツトムなんかの著作が出てきたことにより(発達当事者の体験、発信)ほぼそっち側なことは確定していたんですが、『躁鬱大学』でトドメが刺されましたね。まるで自分のことです。
借金玉の『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』読んだ時、あ、やばいこれ、自分のこと書いてある・・・と怖くなって布団被って震えてから数年・・・。
そんな自分をようやく受容できるようになってきました。
坂口恭平の台頭著しく、躁鬱人の特徴まで酷似していたので、この界隈の住人確定。本当に心が楽になった。野垂れ死にするのがデフォだと言われ、膝が崩れ落ちた。ほっとして。
野垂れ死にだと言われほっとする感覚、健常者にはわからないと思います。能力にものすごい偏りがある人間の辛さ。安定した出力で生きていけない辛さの共有は難しいと。
まあもう「人種」が違うってことで、理解してもらおうとは思いませんけどね。ただまあ、あっちの作ったルールに俺らが乗ったら「死」しか待ってないんで、切り拓くしかないんです。俺のルートってやつを。
その指針となったのが えらてん、借金玉、坂口恭平とかなんで、そりゃ自分も自分の人生の研究成果をシェアしたいと思った次第です。
とりあえず死なない方法探そうぜ? 死ぬくらいなら変人やってこう?
では、俺らの何が一番問題かっていうとズバリ「就労」ですよ。
この件に関しては23歳の時から執拗に研究してきたんで、セミプロです私(笑)
雇用関係を結んで賃労働を得て暮らしていくことが、我々にはまっこと難しい!
人生の中盤戦(大学卒業後)からほんとに「どう労働するか」しか考えてない。常に足枷だし、大問題だし、怒られ発生装置だから。
新卒でブラック企業の営業2年くらいやってぶっ壊れたから、それがまだ尾をひきずっているのかとも思っていたんですが、それだけじゃないんですよね。本人の資質として「同じ職場にずっと通う」っていうのが無理なんです。「同じ職場にずっと通う」かつ「同じ仕事をずっとする」って条件だけで吐きそうになるんですよ。
いくら安定した職でも↑の2点は絶対なので無理なんですよね・・・。長くて2年です。自分は。持つの。健常者界隈から「根性がない」という罵声が飛んできそうですが、これができないのが我々の特徴です。
で、営業から転身して事務仕事を転々としていたんですが、この「事務」ってやつがクソ程苦手なのも我々でしてww(ここにしがみついたことが俺の重要な失敗です)
借金玉が詰んだのも金融業の事務作業。本当に事務に関しては成果出せないですね。事務の話は別に書きます。
『躁鬱大学』は我々が言えなかったことを完全に言語化していて、次元が一つ違う著作でした。俺らのなけなしのコアにクリティカルヒットした凄い作品なんです。
快楽に弱いとかね(笑) ほんと思い当たりがありすぎて、怖かったですね。行きずりの関係大好きですもんね。自分ももうやめましたけど。
全部意識が外に向かっているとか、中身がカラッポとか、その通りなんです。
狩猟民族の話もありましたね。これは本当にそうです。國分巧一朗『暇と退屈の倫理学』でも我々は定住社会より遊動生活をしていた時間が長く、定住こそ向いていないのではないか?という提起がなされていた。
これちょっと、深いんですよ。この辺も別記事にします。
まあつまり、全身全霊で刹那的に生きていた存在の遺伝子が強く発現している存在なんだと思います。俺らは。
脳内麻薬ドバドバで刹那的な快楽を貪り、危険を冒して進む存在なんです(笑)
要らないでしょ、現代でw
定住社会が成れの果てが今だと思うんだけど、定住社会って基本「管理」なんですよ。穀物の管理、人員の管理、住処の管理。
管理する社会なんです。事務なんです。事務社会なんです!!!
なので、俺らは、そもそも苦しいです。狩猟民族が事務社会に生きているので。しかも狩猟民族なのに事務社会の教育を受けているので、洗脳もバッチリ。よっぽど運がいいか認知が変わる体験をしていないと、苦しすぎて自殺ですね。
そうなってしまっては悲しいので、俺はふんばろうと思います。
野垂れ死にしてもいいから、生きることを辞めない。
生きることを辞めないことだけが俺の意味って感じ。
指針となる書物もなかったので、これから記していこうと思います。坂口恭平がいなかったら、まだ健常者のフリして事務にしがみついていたと思います。野垂れ地ぬなら怖いことは何もないはず。無問題!
・・・・・・嘘です。問題だらけです。
だからライフハックの蓄積が要るだろうと。経験談こそ俺らが残せる唯一同胞に向けてのギフトです。壁画の落書きだと思ってもらえばいい。解釈はご自由に。
同じ苦しさをもつ、お前らに幸あれ!