北斗の水汲みの見える町
北斗の水汲みってご存知ですか?
夜空の北斗七星、別名ひしゃく星が海の水をすくっているように見えることです。
これは北緯33から34度付近で北側に水平線が見える地域でしか見えないそうです。
日本では、私の住む岡垣町とお隣の宗像市がその場所にあたり、そのことを世に広めようとある小惑星に「Okagakimachi」と名付けてくれたとか。岡垣町は、日本と宇宙にあるって、なんだか不思議な感じ。
そして、ひしゃくが汲み上げる響灘の海の水は、ウミガメがやってきて卵を産みつけるほど、きれいらしい。
もっともウミガメの産卵場所は太平洋側が多く、迷ったカメが日本海側に来るとか。
そして、町唯一の駅前の川も、初夏に蛍が飛ぶほど水がきれい。
息子が中学か高校生の時、田んぼ道を自転車で帰宅中に蛍が自分に止まったと嬉しそうに言ってた時もあった。
夜の音は季節に従って変化していく。
静かな蛍の季節から間もなく、田んぼからは、やかましいほどカエルの鳴き声が聞こえ、夏の暑さがおさまってくると、コオロギやスズムシなどの秋の虫の声。
子どもたちが小さな時は、仕事が終わりバタバタと夕飯や入浴などなどを済ませて、布団で本の読み聞かせをした。それでも眠くないと言っていたら、耳を澄まして虫の声を聞いてみようと声をかけると、だんだん静かになって寝てくれた。
もっとも、本を読んでるうちに私が眠くなって先に寝てしまうことも多かったけれど😅
夜空を見上げる余裕があってもなくてもなくても、星はそこにある。
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