コロナ時代の営業代行——訪問営業とテレアポが強みの私たちが、オンラインセールスを完璧にマスターするまでの奮闘記
はじめまして。BtoB営業プロセス代行(Sales Process Outsourcing)やマーケティング支援を手がけるサーパス代表の石原亮子と申します。
サーパスは女性がメインの営業代行会社として、大企業などを中心に新規顧客の獲得や既存顧客のフォローなど、営業プロセスの一部を代行しています。営業部門の人材リソースが足りない、またはノウハウのない大企業にはなかなかできない、飛び込み営業やテレアポなど、泥臭い営業を手伝い、最終的には仕組みにしていくことを強みとしてきました。
今回の新型コロナウイルスの感染拡大によって、企業活動は急速に減速しています。1都7府県に続き、今では全国に緊急事態宣言が出されました。外出自粛要請によって、きっとこの先、リモートワークを進める企業もぐんと増えるはずです。それに伴って、私たちの強みだった飛び込み営業やテレアポは、通用しなくなっています。
ウイルスが拡大する中で、対面営業のハードルは一気に高くなりました。知らない人が飛び込みで営業をかけても、気軽に話を聞く気分になれない心理はよく理解できます。かといって、テレアポに力を入れようとしても、この先、オフィスに出社する人が減るわけですから、企業に電話しても出ないケースも増えていきます。
私たちは、対面営業やテレアポを強みに、お客様の会社の営業を支援してここまで成長してきました。2008年の世界金融危機も、2011年の東日本大震災も、なんだかんだと泥臭い営業を重ねることでお客様に貢献し、よろこばれることで成長してきたのです。
けれど、今回の新型コロナウイルスの感染拡大によって、いよいよ今まで強みとしてきたこれまでの営業スタイルを、変えなくてはならない岐路に立たされました。飛び込み営業やテレアポが成立しない「コロナ時代」に対応した、新しい営業の方法を確立しなくてはならなくなった、というわけです。
緊急事態宣言の発令がささやかれるようになった2020年3月末からの悪戦苦闘について、ここに残していこうと思います。
数年後に振り返った時に、「まさにコロナこそ、ピンチの顔をして近寄ってきたチャンスだったんだ!」と振り返れること。
そう願い、ドタバタしつつも、私たちがこれから経験する試行錯誤を、みなさんにそのままシェアしたいと思います。
試行錯誤や軌道修正、数々の失敗が続くと思います。
けれど、その中で蓄積したノウハウは、きっとみなさんのお役に立てるはず。サーパスと私の覚悟を伴う挑戦が、コロナ時代に挑む経営者や営業担当者の力になるように。そんな願いを込めて、記録を残したいと思います。