インスタへのモヤモヤとは何か

どうしてもこの長年の何とも言えない疲れは何なのか。
仕事とか、年齢とか、体力とか、食生活、人間関係、、
いや、SNS疲れです。
いや、今やっていることもSNSよ?というツッコミはスルーします。

特にインスタのキラキラしたストーリーや投稿を見ているとなんかモヤモヤする…という声が世間的には多数派だと思うが、ここ数年の私の感情は、むしろ、私生活を見られている気持ち悪さだった。

初期のインスタでは、投稿にいいね!やコメントくらいだったが、ここ数年でストーリーなる機能がつき、24時間で消えることをいいことに自分もしょうもないことでもいちいち発信するようになった。
それが自分にとって最大の?失点であり落とし穴だった。

ストーリーをアップするとなぜか閲覧者が分かるという機能。
え、誰得なん?誰が見たかなんてどうでもいい、むしろ他人に興味がないタイプの人間だと自負していたアイデンティティがきれいに反転した。
誰が見たのか知りたい。知ってどんな気分か?
ふーん、この人すぐ見たから暇人なんやろな、いち早く見るくせになんの反応もないんかい、てかこの人いつもこまめに見てくるけど、絶対自分から発信せーへんやん…がいつの間にか、また見られてる、気持ち悪い…という感情に変化していったのだ。

こう思うのは自分だけなのではないか、と思い誰にも言えなかったし、(そもそもアップしなければいい話)ここ2年くらいで急速にこの感情が膨らんで抑えきれなくなったので、noteで消化できない思いをつづることにした。

以前ローランドが、「SNSを見に行くやつは、タンクトップで蜂蜜を取りに行くようなものだ。100%ケガするのを分かっててなんでやんの?」とおっしゃていて、もうぐうの音も出なかった。
そう。そうなのよ。でもね。私たちSNSとともに多感なティーンエージャーから10年も一緒に連れ添ってきたのよ。急に、さよならなんてできないのよ。

生活の一部となって、もはや自分の体の一部と化していたスマホをなんとか引きはがして、適度な距離感を持てるだろうPCを武器にカチャカチャいわしながらこの文章を打っている1日でした。




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