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断酒324日目
本日の妻の体調は、そこそこ悪い。
まあ、つわりの時期は、体調不良がデフォルトなのだろう。
夕方のニュースで、「酒蔵」の特集をやっていた。
コロナ禍で廃業を考えていた、とある酒蔵。
酒類メーカーへの就職を希望していた就活中の女子大生が、縁あって、この酒蔵を継ぐことになった。
四苦八苦しながらも、成長していく彼女の姿を追った「奮闘記」という描き方であった。
日本に数多く存在する酒蔵。
そして、そこで仕事をする、酒を愛する職人たち。
品質に徹底的にこだわるその姿勢は、正に「プロ」である。
しかし、その徹底的にこだわり抜いた、美しい「芸術作品」とも言える「酒」を飲んで、人生を破壊してしまう人間がたくさんいるという事実を思うと、何とも不思議な感情になる。
もちろん、酒蔵の方や酒に罪はない。
彼らはプライドを持って仕事をし、「最高の酒を味わってほしい」というその気持ちだけが、彼らを突き動かしているのだろう。
だからこそ、複雑な気持ちになるのだ。
今夜も鍋。切って、ぶち込み、野菜もいっぱい食べられる。