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断酒500日目に思うこと


2021年3月31日に開始した断酒が、本日で500日目を迎えた。

ちょうど一年くらい前、初めて断酒に関する記事をブログで書いたことを思い出して、読み返してみる。断酒5ヶ月を迎えた頃だ。

断酒に対して感じているメリットは、一年前と全く変わっていない。

正直に言うと、心身ともに感じているメリットが当たり前になりつつあり、「メリット」として享受できているかも怪しいくらいのレベルになってきた。

もう一度酒を流し込んでみれば、その有難さに気づくのだろうが、遠慮しておこう。

だが、子どもの頃を思い出してみれば、「酒を飲まないと寝つきがよくなる」とか、酒を飲まないことのメリットなど関係ないだろう。「酒を飲まない世界」しか知らないのだから。

「酒」=「手軽に異世界にトリップできるドラッグ」なので、酒を飲まない人生を送るということは、異世界に寄り道せず、常に現実世界だけを直視する覚悟を決めたわけだ。

最初のうちは、これが中々辛い。

子供の頃は「現実世界を直視するぞ!」とか別に思わなくても大丈夫だったけど、大人になって、異世界にトリップできることを覚えてしまうと、フワフワして気持ちよくなれるし。

また、異世界にトリップしたくなるくらい、現実世界から目を背けたくなってくる出来事も増えてくる。

世の中には、異世界と現実世界を上手に行き来できる人もいるようだけど(実は、「本人が上手と勘違いしているだけ」ということも多々あるが)、ほとんどの人は、異世界が気になってしょうがなくなる。

あちら側に行ったまま、終わる人もいるし。

中途半端に、異世界と現実を行ったり来たりしたって、結局は現実世界でしか生きられないし。
と、いうか、異世界で生きようとすると、それは、つまり現実世界では死んだも同然ということになるのをお忘れなく。

だから、結局、一番楽なのは、「現実世界で生きる」=「断酒する」ことなのだ。

しらふの世界は、素晴らしい。

改めて、ソバーキュリアス宣言。









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