桜の咲く日に想う
先日、近所の桜を見てきました。
娘はまだ生後半年なのでまだ理解は追いついていないかもしれませんが、
桜の花と一緒に写真も撮ったりしてみました。可愛い。
もう15年ほど前になりますが、大学病院勤務時代に
まだ新人で担当はしていなかったものの
まだ20代後半の女性が亡くなられた場面を目にしたことがありました。
病室にはパートナーと小さな娘さんが二人。
お子さんは何が起きているのかわからない様子で、パパに向かって
「ママは?」と話しかけていました。
声を出さずに涙を流すパートナーの方。
そこから数年が経ち、クリニック勤務看護師だった頃。
大学のクラスメイトから、同級生が亡くなったと連絡がありました。
彼女は優秀な人で、
実習の時にペアになったり班が同じになることも多く
よく助けてもらっていました。
職場から急いで告別式会場へ行ったところ
時間も遅くてもう殆どの人が帰った後に対面。
彼女のお母さんから、血液の病気で闘病するも治療の甲斐なく
5歳ぐらいの息子さんとパートナーの方を遺して亡くなったと聞きました。
人が病気になったとき、
治療によって改善する人ももちろんいらっしゃいます。それは確かです。
病気をすることで学びを得ることも多々ありますので、
経験が無駄になることは決してないということも理屈ではわかります。
ただ、治療や入院などで家族と離れたりする時間だったり
大事な家族の前からいなくならないといけなくなった時のことを考えると
私はやはり、元気であってほしいと想うのです。
娘を出産した今、娘にもパートナーにも元気でいてほしいですし
私自身もそうありたい気持ちがより強くなりました。
私は美味しいものを食べるのが好きです。
「好きな場所で好きな相手と好きなものを食べられる状態」は
やはり豊かな時間を得ることができると想うのです。
あなたか豊かだと思う時間は何ですか?
<追記>
娘が今日から保育園生になり、慣らし保育でした。
家でウゴウゴしていた娘が外向きの顔を懸命にしているようで、
ついつい見ていたくなりました。
慣らし保育は親の慣らしのための期間でもありますね。