【サプ本23】子供に病気や障害など話しにくいことを伝えるときの絵本
私は毎朝、娘を車いすにのせて学校に送っています。
今はらくちん♪と言っていますが、やはりすれ違う人々に見られることは数知れずで😑
(違う意味で芸能人は大変だと実感😶)
娘も幼稚園ぐらいからみんなと違うと感じ始めました。
でも、病気やなんやかんやがなくても、「みんなと完全に同じ」ってことないですよね。今回紹介する絵本はそんな時の心構えや伝え方を学べる絵本です🩷
空想で悩むより、分かって悩むほうがいい
まずは伝えたほうがいいと思う理由についてです。
それは、コロナが発生した当時のことを思い出していただけると分かると。かなり不安でしたよね。だって、どんな病気かどんな菌か、どんなかかり方をするのか、どうやって治るのかも、わからなかったから。
徐々に解明されてからは、不安が少しずつ解消されてきました。ということで、知ることは重要。
だけど、子供に伝えるのは躊躇してしまうんですよね。
伝えるのはかわいそうだと。
でも、分からないから想像して悩んだり、不安になってしまうこともあるのです。もしかするとそれは悩まなくてもいいかもしれないのに。それなら、知ってから、本当に起こることに悩んだほうがいいはずです😊
いい感情も悪い感情も全部知っておく
では、何をどう伝えればいいのでしょうか。
「君は素敵だよ」などのいいことだけ?「みんなと違うけれど同じとこもある」と前向きの言葉?現状?病状?将来のこと?難しいですよね。
生きていれば、いいことも悪いこともあります。さらにいい人も悪い人もいます。優しい感情も悪の感情もあります。その感情に押しつぶされそうにもなることもあります。
難しいです。そこで、「今後おこるであろう出来事や葛藤」や「立ち直り方」「伝え方」などが分かる絵本を選び読み聞かせました。
サプリ絵本は先に読んでおきましょう
おすすめ年齢:年齢に応じた読み方があるようです。
(読んでもらうには)3歳ごろから
(自分で読むには)5歳ごろから大人まで
この絵本は読み聞かせの前に先に読んでおくのがおすすめです。私は一度読んでいましたが、読み聞かせでも「うるうる」。心が痛くなるほどでした。
この絵本はきれいごとだけでない感情も表現されています。たぶん娘はこんな言葉をかけられるかもと思うと心が締め付けられました。でも、実際に受ける前に感情むき出しの子供のけんかを知っておけば、どんと娘を受け止めることもできるかもしれないと。考えました。懐かしいです
傷ついたさっちゃんを見守る両親の姿勢を見習いたいたくなります。さらに親子で様々な気づきや学びがあればうれしいです。
あらすじ
主人公は生まれた時から右手の指がないさっちゃん。さっちゃんはもうすぐお姉ちゃんになります。お母さんのお腹をそっとなでながら、さっちゃんは決めました。「さっちゃんも おかあさんに なろっと!」。
幼稚園ではままごと遊びが盛んです。
さっちゃんはいつも妹の役なので、先生が今日のお母さん役を聞いたとき、「あたし おかあさんに なる!」といって飛び出しました。
すると、いつもお母さん役をしているまりちゃんが怒ります。「さっちゃんは おかあさんに なれないよ!
だって てのないおかあさんなんて へんだもん。」
さっちゃんは生まれたときから右手の指がないのです。
さっちゃんはまりちゃんに飛びかかり、まりちゃんはさっちゃんの髪をひっぱります。最後にはさっちゃんがエプロンを投げ、そのまま家に走って帰っていきました。
家に着くなり、お母さんに尋ねます。
「さちこのては どうして みんなと ちがうの?」
「しょうがくせいに なったら みんなみたいに はえてくる?」
お母さんはぎゅっと抱きしめながら、真剣な声で答えます。「ずっと いまのままよ。でもね これが さちこの だいじなて なんだから おかあさんの だいすきな さちこの かわいいて なんだから」
夜、さっちゃんは鏡に映っている自分の姿をみました。
「おかあさんに なれないよ!」
その言葉を思い出し、「ほんとだったら どうしよう。もし、ほんとだったら どうしよう。」
さっちゃんはいつまでも眠れません。
その後のお父さん、幼稚園児、さっちゃん。
参考になる姿がいっぱいです💛
この絵本のおかげか、娘は立派に高校生に😄今は大学を目指して勉強中です。
でも、私が手を出しすぎるのか、自主的にリハビリはしないのが現状です。歩く練習をすれば、もっと歩けるはずなのに(下校は松葉杖)。子供への手の離し方の絵本も探さないと、と思っている今日この頃です😭