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ニミッタ

瞑想の段階を示す里程標として、ニミッタがある。

これは呼吸の根源的なイメージが、内的ヴィジョンとして変換されたものだ。内部視覚。

目を閉じている間だけ視える微細な光。
物理現象としての光ではない。光源が存在しない。

瞑想を習慣化している人なら、寝起きに視えることもあるかもしれない。
私はがっつり瞑想をやっている間はよくこれを視る。たいてい朝方だ。

だから夢という生理現象も、広義には「ニミッタの汚い版」というか、心がゴミ出し中の合図だと考えている。ニミッタに猥雑な、深層意識化のイメージが付着したものだろう。

仏教瞑想だと、このニミッタは順を追って成長していく。
最初は薄い煙やモヤのような状態だが、それがだんだんと光源の強さや幾何学性を増していき、最終的には巨大なミルククラウンのようなものが出現する(私の実例)。明るさもとんでもなく明るい。
個人差もつよいけど、このときは3か月くらい1日数時間続けていた。

ここら辺までくると、禅定としてはもっともレベルの低い第一禅定くらいだ。それでも現代人でここまで来れる人はほとんどいない。

ニミッタには、取相→似相→禅相という段階名があった気がする。
興味のある人はググってほしい。

視えるマンダラ


最終段階で視える奴はもちろんあれだ。マンダラ。
イメージ療法や箱庭療法を使った場合は現実の物質に投影されるけど、瞑想で出てくる場合はニミッタの禅相として出てくる。色も人によって違うようだ。私のマンダラは青かった。
またこのレベルまでくると、瞑想やっているうちに何か起こる。

クンダリーニ覚醒といって、微細な身体のクリアランスセールというかゴミそうじもよく行われる。すると心身ともにスッキリしやすい。
人為的に発生する、疑似てんかん症状に似ている。

統合失調症や重度の精神疾患持ちの方には瞑想は禁忌。
でもそれ以外の人ならやって悪いことはふつうない。

ただ準備運動をしっかりしないと禅病や野狐禅になりやすい。
クンダリーニ症候群ともいうけど、自律神経失調症に似た症状を呈する。

木島整体では瞑想に興味がある方向けの、強烈にディープな講座をやっている。
興味のある方はタントウ功講座とともに参加してほしい。

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