奇跡‼️問題を受け入れると愛が解決してくれる!?♡
今日、訪問看護で訪問している10歳の男の子Aくんの家である事件が起きました。
その子はお父さんからの虐待経験があり、お母さんは鬱病です。
お母さんとお婆ちゃんは、事あるごとに彼を叱ります。訪問の日は一対一でAくんと訪問しているのですが、その日はお母さんも同席を希望され、「この子は学校には通学しているけれど、ズル休みが多い。寝るのが遅くてゲームばかりしている。問題行動が多すぎて手に負えない。」という話を私にしました。
彼は黙り込んで俯いたまま、言葉を発しませんでした。お母さんが「黙ってたら分からへんでしょ。なんとかいいなさい。」と彼に言うと、とうとう彼はテーブルの下に潜り込んでしまいました。
その時、急に「あぁ、この状況は私の手には負えないな。この2人の問題を私がどうこうするなんて到底不可能だな。」と良い意味で諦めたと言いますか、力が抜けたんです。
そしたら突然、私の体と意識の感覚が少しだけ、ほんの少しだけ薄くなったんですね。そして、大袈裟に言うと、口が勝手に私の意思とは関係なく動き出す感覚がありました。
以下は、その時に会話をした内容です。
私「Aくん、これから、あなたの気持ちを私が代わりにお母さんに話すから、もし違うと思ったら教えてね。」
Aくん「……(頷いてくれる)」
私「お母さん、彼が今学校に休みながらでも行けていることは奇跡です。お母さんが思っているより、彼の心は恐怖と不安でいっぱいで、本来なら学校にも行けるような状態じゃない。それでも、なんとか物凄く頑張って通学しています。どうしてだか分かりますか?」
母「…分かりません。私に怒られないようにするためですか?」
私「全然違います。学校に行くとお母さんが喜ぶからです。」
そう伝えた瞬間にお母さんの目には涙がいっぱいに溜まり始め、Aくんは声を出して泣き始めました。
母「私はこの子に嫌われていると思っていました。だから私を困らせたくて、色々問題を起こすんだと…」
私「今、ここで悲しいことは、お母さんもAくんが大好きでAくんもお母さんが大好きなのに、それが全く通じ合っていないことです。Aくん、座ってくれるかな?」
私が肩を触ると、彼は素直に机の下から出てきてお母さんと向き合って座ってくれました。
私「Aくんが、頑張りすぎてしんどくなっていることもわかるし、お母さんを困らせたいわけじゃないことも私にはよく分かる。でも、親子だからこそ、本心を伝え合わないと気持ちは必ずすれ違ってしまう。このまますれ違い続けたらお互いにもっともっと悲しい思いをすることになってしまう。これからは少しずつ勇気を出して本当に思っている気持ちを素直に伝えてみてほしい。すぐには無理でも、Aくんが本当の気持ちを伝えようと思うならそれは必ずお母さんに届くよ。気持ちを伝えることは怖いことかもしれない。でも、素直に思っていることを相手に伝えることができれば、困ったことが起きても必ずよくなっていくんだよ。」
するとAくんは泣きながら、
「お母さん、ごめんなさい。これからも僕はお母さんと一緒にいてもいい?」と言いました。
お母さんは、言葉に詰まっていましたが彼を強く抱きしめることができました。
その2人の姿を見た瞬間に自分の自我が強く体の中に戻ってくるのを感じました。
今回の訪問では私ができる対応の中で最善の対応ができたと思っているのですが、どう思い返しても、なぜ私が今回のような対応を咄嗟にできたのかが分かりませんでした。
子どもと母親の仲裁をするのは初めての経験で、一歩まちがえば、親子関係を取り返しの付かない状態にしてしまう可能性だってあったと思います。
だからこそ、私の手には負えないなと思ったんです。
つまり、今回なにがおこっていたかというと目の前で起きた問題に対して、自分では解決できないということを私が完全に受け入れた瞬間に、愛が流れ込んでその場に作用してくれたわけなんです!!
以前にも書きましたが「愛」という漢字は受けるの真ん中に心を入れるという作りになっています。つまり受け入れる心は愛なんです!!
話しているのは確かに私でしたが、口が勝手に動くというか、私であって私でないという感覚が強かったんですね。私ではなく愛そのものが喋ってくれてたんだと思います!!
だって、本心を伝えさえすれば問題は必ずよくなっていくというのは、言いながら確かにそうだな!!と驚いてる自分がいるほどでしたから。笑
つまり、目の前の状況を本当の意味で受け入れると、自分やその場所全体に愛が流れ込んできて大きな作用を及ぼし、助けてくれるみたいなんです!!
そして、そうなれば必ず問題はいい方向に導かれます。私個人の経験や知識なんて、たかが知れていますが、現状を受け入れる(愛)ということをした時に自他の境界線がなくなり、私は宇宙全体と繋がることができるわけです。
切り離された個人ではなく、宇宙と繋がり一つになることさえできれば、必要な経験や知恵が勝手に流れ込んできて勝手に私を助けてくれるということが起こりうるわけです。
そのための重要なことは現状をコントロールしようとするのではなく、とにかく受け入れて私という自我を手放すことなんだろうと思いました。
今回の一件でその感覚が少し掴めたので、また愛に任せて助けてもらうということが今後もできるんじゃないかなー?と思ってます!!
うーん…♡♡♡
なんだか、私って本当に愛されてる存在なんだな〜ということを染み染み感じる体験で感無量でした。
読んで下さり、ありがとうございました!!