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私を変えた本(3)見識を広げられた本

伸び悩み社会人のスパジ

社会人になって10年ほど経過した頃でしょうか。

自分でも伸び悩みというか
これでいいのだろうか?
と悩むことが多くなりました。

自分の生き方や主義主張と
仕事の成果の出し方や
その行動に
ギャップを感じていた頃です。

たまたま先輩と雑談をしていました。

「やっぱり、
自分の得意なところを
伸ばしたほうがいいと思うんですよね」

というようなことを
その先輩に話していたところ・・・

その先輩が

「スパジ(とはもちろん呼ばれていなかったが)が
言うようなことを
書いている本があるよ」

と、その本を教えてくれました。

それが

船井幸雄著
「人間の研究」

という本だったのです。

へぇ~、そうなのか
読んでみようかな

と思ったスパジは
本屋に行きました。

あいにくその本は
なかったけれど

「続・人間の研究」

という続編がありました。

こちらを先に読んでもいいかな
と思い読み始めました。

すると・・・

もう目からウロコが
100枚ほど落ちました(大げさ!)

スパジの中では
そんなスパークがありました!!!

ほぼ徹夜で読み上げ
すぐに正編を探し始めました。

この本は
正・続・完
の3部作となっており

本屋をはしごして
全てを購入し
一気に読みました。

視野を広げたアヤシイ本

この本を一言で言うと

「アヤシイ本」

です。

著者の船井幸雄氏は
著名な経営コンサルタントですが

一方で
オカルトコンサルタント
とも呼ばれていたようです。

これらの本を見ると
目次はまともな項目が
並んでいます。

が、中身を読むと
なるほど
オカルト的なことが
満載です。

合理的な成果を追求する
経営コンサルタント

自分の経営コンサルタント会社を
株式上場までさせた
実績のある社長

である船井氏が
オカルト的なことを
本に著しているのです。

しかもPHP出版です。

最初は
え???
と思いました。

なにしろスパジは
根っからの理科系
理屈屋

オカルト的なことは
全く信じていませんでした。

今ではNASAも認める
UFOですが

天文小僧であったスパジは

「そんなものない!」

オレは常人よりも
夜空を見上げているけれど
一度たりとも見たことはない。

どうぜシロウトが
火球とか
人工衛星を見間違えたのだろう

なんて思っていました。

でもなぜか
この本を読んで

そのオカルト的な世界に
魅了されました。

もちろん船井氏は
経営コンサルタントなので
不合理な、あやしいものを
紹介してるのではありません。

それなりに
実績が合ったり
理屈が通っているものを
紹介していました。

スパジも相当影響を受けて
その本で紹介されていることを
調べたり
実践したりもしました。

たとえば
今ではマインドフルネスで
メジャーになった瞑想ですが

1990年頃の当時は
超マイナーでした。

それも習ったりしました。

電子水という
水に高圧電場をかける
水についても

自社で導入できないか
検討したこともあるぐらいです。

気功教室にも通いました。

紹介されていた
能力開発教室にも行きました。

けっこういろいろやりましたね。

というほど
影響を受けた本です。

視野を広げるものの見方

ゴリゴリの現代科学信奉者だった
スパジを変えたのが
この本でした。

アヤシイ世界と
一言では片付けられないものもある

ということを知りました。

確かに経営という
合理的な成果を求める場においても

神様をまつっていたり
占いが浸透していたりします。

後日、スパジが社長秘書だった時
隣の会社が「株式会社」を
前後変えました。

○○株式会社
だったところ
株式会社○○
にしたのです。

なんで?
ですよね

株式会社の
前後を入れ替えるだけ。

社名を変えるのは
いろいろ面倒なことがあるはずです。

しかも、株式会社の前後を入れ替えるだけ
わざわざ・・・

でも、当社の社長は
社長秘書のスパジに
こう断言したのです。

「神様だな」

つまり、占いか、何らかの神様の進言により
株式会社の前後を入れ替えたのだ
ということなのです。

社長の間では
そういうことは
常識的だったのかもしれません。

スパジは
へぇ~、そんなこともあるんだ
と驚いたものです。

そういう意味においても
船井氏の言うことは
まっとうだったのかもしれません。

経営者の間では
常識的なことが
世間には隠されていた。

それを公開した
ということなのかもしれません。

その世界を知り
スパジの視野は
一気に広がりました。

もっといろいろな世界がある。

自分の知っていることは
ほんの一握りだ。

もっと大きく見よう。

本質的なことは何か
を考えよう。

そう気づかせてくれた本でした。

それ以来
小さなスパジの悩みは
消えていったのです。

それからの
本の読み方や
考え方も
ずいぶん変わりました。

凝り固まった
狭い世界から
広い大海原へ
漕ぎ出したような気分でした。

そういう意味で
この一冊は
スパジに
大変大きな影響を与えた本です。


「本」は素晴らしい!!!

スパジの人生は
本によって
大きな影響を受けることが
何度もありました。

ここまで3冊を紹介してきました。

都度助けられたような気がします。

少しずつ視野が広がったり
ものの見方の本質を考えるようにもなりました。

本って素晴らしいですね。

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