「男は仕事、女は家庭」は日本の伝統ではない
男は外に仕事に行き、女は家庭を守るというのが日本の伝統的な家庭像だといわれることがありますが、男性が賃金を得るための労働をして女性は家庭内の生活のための無償労働に従事することで、お互いの生活を支えあうという形ライフスタイルが庶民にまで広がったのは明治時代後期以降のことでしょう。
江戸時代の職業階級を表す士農工商という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、この中で一番のボリュームゾーンであるのは「農民」「百姓」ですが、農民の家族は男性も女性も関係なく家族全員で農業をします。一番のボリュームゾーンが農民という時代は江戸時代以前からもずっとそうでしたし明治時代になっても続いてました。日本人の多くはずっと昔から共働きだったんです。
農民人口が減り、雇い先から賃金をもらって働く労働者が増えたのは明治時代後期になり日本で産業革命が起き、各地に工場が作られたためです。
男は外で仕事をし、女は家で家事をするというライフスタイルは、長い日本の歴史から見ればとても浅いものです。少なくとも庶民にとっては。
私は、男性も女性も自分ひとりで生きていけるように、男性も自分で自分の面倒を見るために家事をできる方がよいと思いますし、女性も自分で自分を養えるように収入を得る手段があった方がよいと思います。
たとえ伝統であっても悪しき伝統であれば変えた方がよいと思いますが、伝統ですらないのですから守る必要はないのでは。
最後に、
この文章はなんの専門家でもない一般人がスマホの見すぎで目の奥がしんどいなあと思いながら書いた文章です
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