【心理学】ルビンの壺
こんにちは!とらねこです。
今回は『ルビンの壺』について書いてみたいと思います。
ルビンの壺は、デンマークの心理学者エドガー・ルビン(Edgar Rubin)が1915年に発表した「図と地(フィギュアとグラウンド)」という視覚心理学に基づく錯視(視覚のトリック)の一例です。
この錯視は、図と背景がどのように知覚されるかを示すもので、視覚的認識の仕組みを探るための重要な実験とされています。
ルビンの壺の特徴
ルビンの壺は、壺の形と人の顔のシルエットが組み合わさった二重図形です。この図形は、以下の2つのパターンで知覚できます。
壺:図の中央にある壺の形を見て、背景として左右に黒い部分を見る。
顔:左右の黒い部分を2人の横顔と見て、中央の白い部分を背景として見る。
この図は、どちらのイメージに注目するかによって、壺が見える場合と、人の顔が見える場合が交互に変わる「可逆的な図形」になっています。
心理学的な意味
ルビンの壺は、「図」と「地」の分離を示す例として、視覚認識における「選択的知覚」を説明するために使われます。
人間の脳は、視覚的な情報を一度に全て処理できるわけではなく、対象物(図)と背景(地)を区別して認識します。
このとき、どちらを「図」として見るかは視覚や注意の焦点によって変わるため、ルビンの壺はこの「図と地の切り替え」を簡単に体験できる一例になっています。
応用と影響
ルビンの壺は、芸術やデザイン、広告など、視覚的なメッセージを伝える分野でよく取り上げられています。
図と地の関係を巧みに利用して、異なるメッセージや隠れた意味を表現することが可能であり、視覚のトリックを利用した興味深い作品が多く生み出されています。
この図形を通じて、人間の認識や知覚がどのように構成されているか、またその柔軟性を考えるヒントを与えてくれます。
ドクロに見えるが…。
パット見た感じではドクロですが、二人の男女がお酒を囲む姿も見えますよね。
夜の闇明かりでお酒を嗜む男女ですが、この二人の運命がどのようなものか気になります。
どっちを向いている…。
右を向いた動物として見るとカモですが、左を向いた動物として見るとウサギです。
カモのくちばしがウサギの耳になっている訳です。
左を向いたはげたお爺さん...。
パット見ると左を向いたはげたお爺さんですが、よくよく見るとアーチの前で話をする老人と赤子を抱える女性がいます。
左の老人が大きなお爺さんの顔になっていますね。
右の女性がお爺さんが耳と服になっています。
次からはだまし絵のようになりますが…。
家の中にいる?外にいる?
次の絵は少し頭が混乱します...。
この人は家にの中にいるの?それとも外にいるの?
どちらなんでしょう?
不思議な絵ですよね。
空なの?壁なの?
これは外なのか…。それとも部屋の中なのか…。
ライトが月にも見えますし、でも天井もあるし…。
頭がおかしくなりそうですね。
鳥が魚に、魚が鳥に変化する
右は赤い鳥と白い鳥と黒い鳥、左に行くにつれ右の白い鳥が魚になります。
少しずつ様子を変えることで、違う絵にする高度な技法ですよね。
今回は『ルビンの壺』のお話でした。
ものごとを一面的に見ると、その背景にある重要なものに気づけません。
多面的に俯瞰的に見ることで見解が広まるかもしれませんね。
ではまた会いましょう(^-^)
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