面接官って、何を見てるか知っていますか？

全国に150店舗ある、とある企業の面接官をしていたときのことです。
貴重な人材を採用するために…。というより、人材不足のため積極採用する任務を請け負っていました。
せっかく応募してくれたんだから、できれば採用したい。
ふつうにしてたら採用します。という、オープンな採用状況でした。

ですが、積極採用にもかかわらず、内定を出せるのはごくわずかでした。
その理由を紹介したいと思います。

積極採用なのに不採用…？

オープニングスタッフを集めるときって、積極採用します。
とにかく人手がいりますからね。
子どもでもいいので、雇いたいと思ったことありますね。
少し面白い不採用案件を紹介します。

トントン！
「ちわっす。バイトの面接会場ここっスか？」

なぜかギターを持って会場に現れました。
ダメージジーンズに今どきはないヘアスタイル。
ひげは生やし放題で、ビジュアル系バンド？を意識している様子でした。

「履歴書をいただいてもいいですか？」

カバンの中からグチャグチャになった履歴書を出します。
しかも、字が汚い…。年齢は45才…？
早稲田卒？フリーター歴長いな…。

「大きな荷物がありますが、面接に必要なものですか？」
「バンド仲間と遊んでて、その帰りに寄りました。」

面接は3分もかかりませんでした。
即時不採用でした。
いくら積極採用だからと言っても、さすがにこれは雇えない…。そう判断しました。

清楚で美人な女性