実際冬っていつから?
こんにちは。
今日も来てくれてうれしいです!
今回のテーマは『冬』です。
最近何となく冬っぽくなってきたかな…。
秋が短くなった気がする…。
そんな気持ちになりますが、
実際冬っていつからなんでしょう?
冬至からじゃないの?
そう思う人が多いですが、
実は決まってる訳じゃないんです。
気象庁の予報用語では12月から2月を
『冬』と決めていますし、
俳句の世界では立冬(11月上旬)から
冬になるんです。
かなり曖昧なんですね。
一般的には寒くなってきたら
冬になったような気がする...。
と感じる人が多いようです。
人の肌感触が
季節を決めているといっていいようですね。
季節を人生に例えることもありますね。
おれの春は終わった…。
長い冬の訪れがやってきた…。
肌感触だけではなく
気持ちの問題にもなりそうですね。
晩秋の風景「秋の名残と冬の足音」
晩秋の風景は、どこか物悲しさと同時に、
深い静けさを感じさせます。
夏の暑さが遠ざかり、
秋の色がピークを迎えた後、
やがて寒さが一歩一歩近づいてくる
――そんな時期です。
木々の葉は黄金色や紅に染まり、
風に揺れるたびにひとひら、
またひとひらと舞い落ちていく。
まるで、
季節が自らの命を惜しむかのように、
最後の美しさを見せているかのようです。
晩秋、とはいえ
まだ冬の冷たさには触れぬうちに、
秋の温もりが心に染みます。
空気が次第に澄んでいくにつれて、
夕焼けはますます鮮やかに、
どこか切なさを帯びた色に変わり、
まるで「今、目に焼き付けておかねば」と
急かされるようです。
落ち葉とともに、静かな歩み
街の公園や道端で、
足元に散り積もった落ち葉を踏みしめると、
その音に秋の終わりを感じます。
カサカサ、シャリシャリと響く音の中に、
過ぎ去った時間が
織り交ぜられているようで、
まるで自分の歩みが
この季節と一体になったような気がします。
晩秋の風景の魅力のひとつは、
この落ち葉が作り出す
「音」にあるような気がします。
色彩豊かな紅葉も目を引きますが、
落ち葉を踏む音がもたらす静けさ、
そしてどこかしっとりとした空気が、
心に余韻を残します。
その音は、
秋の終わりを静かに告げる鐘のようであり、
冬の訪れを感じさせます。
空と風の変化
秋の空は、
日が沈むとともにどんどんと冷え込み、
夜になると透明度が増していきます。
昼間の青空が見事なまでに高く、
深く広がっているのに対し、
晩秋の夜空は
どこかしっとりとした深さを持っています。
その静かな空気に包まれながら、
遠くに星がまたひとつ、
ひとつと現れるのです。
風もまた、
秋の終わりを告げるように変わります。
初秋の温かな風は、
今や冷たく、
時に強く吹いては木々を揺らし、
風の音が響き渡ります。
この冷たい風に触れると、
冬がもうすぐそこに来ていることを
実感せずにはいられません。
それでも、空気の清々しさは、
季節の移ろいを感じさせる一方で、
何か新しい始まりを予感させます。
温かいものが恋しくなる季節
晩秋は、
身体が冷え始める時期でもあります。
そうした時に恋しくなるのは、
やはり温かいもの。
暖房をつけた部屋で飲むお茶やコーヒー、
あるいはお鍋を囲んでの食事は、
ただの食事ではなく、
季節の恵みを感じるひとときです。
冬の寒さが迫りくる中で、
体を温めるだけでなく、
心も温かくなるような料理が
恋しくなる季節です。
焼き芋の香り、
スープの湯気、
そしておでんのだしの香り……
秋の名残を感じながらも、
冬の足音に耳をすませ、
温もりに包まれる瞬間が、
晩秋ならではの贅沢と言えるかもしれません。
晩秋のしっとりした時間
晩秋は、
どこか「待つ」時間のようでもあります。
葉が落ち、草木が姿を消し、
やがて訪れる冬の静けさを前に、
すべてが一息ついたような気がします。
自然がゆっくりと力を蓄え、
次なる季節に備えて静かに
息を潜めているかのようです。
日が短くなり、薄暗くなってくると、
何気ない日常の中でも
心が落ち着く瞬間が増えてきます。
本を開いてページをめくる音、
窓の外の風の音、
ふとした瞬間に目に留まる
景色に心が休まる。
そんな静かな時間が、晩秋には似合います。
秋から冬への橋渡し
晩秋は、季節の境目。
夏から秋にかけての忙しさを通り過ぎ、
冬への準備を整える時間でもあります。
霜が降り、木々が裸になる頃には、
春の芽吹きを心待ちにしながら、
冬の厳しさに備える時期とも言えます。
晩秋の風景は、どこか切なくもあり、
しかし、どこか温かい。
その美しい移ろいは、
ただ目に映るものだけでなく、
私たちの心にも深く残り、
日々の中で少しずつ
温かな気持ちを育んでいくのです。
晩秋の空気を吸い込みながら、
少し立ち止まって周りを見渡してみると、
心の中にも
秋の名残が広がっていくように感じます。
そして、冬の訪れを迎えるその時まで、
この美しい季節を、
少しでも長く楽しみたいと思うのです。
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