わたしたちが見ている世界は半分ウソ?
彼女の心が読めない…。
夫の心が理解できない…。
友だちの心に寄り添えない…。
人の心が読めないで困っている人って、想像以上に多いんだよね。
今回は、人の心を読み解く練習をしてみたいと思う。
人の心なんて、そうそう簡単には読めるようにはならないのでは…?
そう感じる人も多いけど、実はそうでもないんだよね。
もちろん、全く読めない宇宙人みたいな人もいるけど、ほとんどの人はこの方法で読めるようになるから、ぜひ参考にしてほしい。
1.心とは何か?
人の心を理解するためには「心とは何か…。」を知る必要があるよね。
これは、心理学では「一つのまとまり」ということが分かっている。
「一つのまとまり」というのは、たくさんの要素が集まって、それが一つの「心」という集合体になっているという意味なんだよ。
心が複雑だというのはそういう事かもね。
この考え方をゲシュタルト心理学という。
ゲシュタルトとは、ドイツ語で「全体」や「形態」を表わしている。
ゲシュタルト心理学について、分かりやすく話すね。
まず、ゲシュタルト心理学は「全体は部分の総和以上のもの」という考え方を基にしている心理学の一分野なんだ。
これはどういうことかというと、私たちが物事を理解するとき、それぞれの要素をバラバラに見るのではなく、それを全体的に捉えようとするってことだよ。
たとえば、ある絵があるとして、その絵が点や線だけでできてても、私たちの脳はただ点や線を見るだけじゃなく、それらを組み合わせて「形」や「パターン」を見ようとするよね。
これは「ゲシュタルトの法則」と呼ばれるものに基づいてるんだよ。
2.主なゲシュタルトの法則
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