ロングテイルな記事・第四弾 私が気になって意味や語源を調べた言葉を記録してみます
ぬーん、こんばんわ、日本語大好きおじさんです(適当。
第三弾はこちら。
第四弾では、私が気になって意味や語源を調べてしまった言葉を、リスト化したいと思います。
私が気になって意味や語源を調べた言葉
一坪
なんだか、土地の面積をあらわす言葉のようなんですけど、さっぱりわからず放置してしまっていた言葉。
最近「相続登記の義務化」なんていう法律改定もあったため、気になって調べてみました。
ひとつぼっておいしいの? 教えてプリえもーん。
答え:「坪という単位が使われ始めたのは、奈良時代ということじゃ。当時は、土地というのは米を作るために必要な、財産というのが常識だったそうじゃ。「1坪(ひとつぼ)」、というのは、ひとりのおじちゃんが、一日に食べる米の量だったそうじゃ。つまり、365坪で、おじちゃん一人を1年養えるだけの、米が採れたそうじゃ。ちなみに365坪というのは、メートル法で換算すると、1,206.61平方メートル。東京ドームは46,755平方メートル。つまり東京ドーム一個分の土地で、お米を栽培すると、46,755/1,206.61=38.749、つまり38人弱のおぢちゃんを、1年養えるだけのお米を、東京ドームで収穫できるそうじゃ。少なっ!!
お示しする
最近、国会中継の動画を見ていて気になっていた言葉、「お示し」。
「先ほどお示ししました通り」、というように使ってるようなのですが、どうにも気持ち悪くて、むずがゆいです。
「お示し」って正しい日本語なの? 教えてプリえもーん。
答え:調べてみた所、「お示しする」は、尊敬語であって、「神がお示しになられた」、みたいな使い方はありなのですが、「私がお示しする」、という使い方はおかしいようです。
「私があなたに教えて差し上げる」、みたいな感じですね。
ということで、「繰り返しのお示しになりますが」、なんていう言葉を使う国会議員の言葉は、信用しないようにしましょう。
以上、最近めっちゃ気になっていた言葉を、おしめし致しました(笑。
気になって語源を調べた言葉があったら、その都度おしめししていきます(笑。
Z世代
なんだかいつの間にか、普通に使われるようになっていた言葉。昔、「新人類」という言葉が大流行したことがあり、その新人類が今はX世代と呼ばれており、さらにY世代、Z世代という分類が出来上がったのだそう。
X世代やらY世代、Z世代という言葉は、アメリカ発祥のようで、それが日本に輸入されたようです。どおりで知らない間に定着してしまったわけですね。欧米流をありがたがる日本人に、よくあること。
「1990年半ばから2010年代生まれの世代」を、Z世代と呼ぶようで、「インターネットが普通にあった時代に生まれた世代」、だそうなのですが、日本にインターネットが普及したのは、アメリカよりだいぶ遅れてだと思いますので、ちょっとアメリカとは認識のずれがあるんじゃないかなあと思います。
まあ情報の激流・奔流に普通にさらされ育った人達、くらいに理解しておけばいいのでしょう。でもそういう、情報の波に十分適応できている高齢者もいるし、若者の中にもメカ音痴、技術音痴はいるはずで、生まれた世代で分類しちゃうのは、少し乱暴すぎると私は思うのですけどね。
やんちゃ
「俺、若い頃はワルでさあ、やんちゃしちゃってたんだよね」、という風な使われ方が、いつの間にかされるようになっていた、「やんちゃ」
本来は、聞き分けのよくない子供を表現するのに使われていた言葉。
それが過去の犯罪行為を過小評価させる、もしくは、自分の過去をミスリードさせて過大評価させるために使われるようになった。
正しく相手に伝えようとするなら、
「俺、若い頃人を殺して、刑務所に入ったことがあるんだ」、とか、
「俺、結構近所の本屋で万引きをして、ブックオフで売りさばいて小遣い稼ぎしてたんだ」とか、
「俺、不良グループに所属していたけど、結構パシリさせられてたんだ」とか、
そういうのをすべてごちゃまぜにして、相手にミスリードさせるための言葉が「やんちゃ」。
もう一度いうと、①過去の犯罪行為を過小評価させる、②自分の過去をミスリードさせ過大評価させる、このようなダブルミーニングも含んでいるためめっちゃややこしくて狡猾な(ずるがしこい)意味合いも含む場合がある。どちらにせよ頭がよく善良な大人には、あまり使い道がなく、役立たない言葉と言えるでしょう。
ポジショントーク(2024/7/5)
Yahoo! ニュースのコメントで発見した言葉です。
一応、意味は調べたことはないんだけど、それとなく意味は推測して読み流していたこの言葉。
ネットで大人気の「ひろゆき」氏に関する記事へのコメントで、
「ひろゆきはポジショントークで反論しているだけだから」、というのがあって、「え? どういうこと?」と思って調べてしまいました。
うん、やっぱりそういう意味ですよねえ。これを踏まえると、
A「ひろゆき氏は、自分の立場を有利にするために、某氏に反論している」
B「ひろゆき氏は、空気を読んで、周囲の好感度をあげるために、某氏に反論している」
Aはたぶん無いと思うので、コメント主さんの意図としては、Bでしょうか。まあ「論破王」と呼ばれているひろゆき氏が、Xなどで人のコメントに噛みつく理由として、「論破王として論破を期待されているから」、と考えるのは、私はどうかなあと思います。
ほんとのポジショントークというのは、こういうのですね。
A ある銘柄の株式を購入したインフルエンサーが、その株の時価をあげるために、「今度この銘柄を購入しました。これこれこういう理由で、この銘柄は上がるはずです!」、とツイートするような行為。
B ある自民党の若手議員が、某総理に対する不満がありありなのだけれど、悪目立ちしたくなくて、だんまりを決め込む。
事後批判
デイリースポーツの記事に、こんなのがありました。
日テレ選挙特番が大荒れ 石丸伸二氏と中継切ってから森圭介アナが「事後批判」と取られる発言と物議 公平さ欠けたか「失礼」「印象操作」厳しい指摘
え? 「事後批判」って?
ぐぐってみても、このニュースのタイトルしか出てきませんので、たぶん間違いか、造語なのでしょう。「」でくくられているので、たぶん意図しての造語でしょうね。
一体「事後批判」とは、どういう文脈で使われるのでしょうか? 見てみましょう。
うーん……。
「事後批判」=「自己批判」+「事後申請」みたいな造語でしょうか。
定義としては、本人の前では話がうまくかみ合わず、あわてて話を打ち切り、本人がいなくなった後で、残った者たちでその人を叩く、という感じですね。
「欠席裁判」という言葉で表現できそうな気もしますが、厄介払いをしておいて、直後に批判し始める、というニュアンスは、「欠席裁判」では表現できませんね。
では「事後批判」だとそういうニュアンスが伝わるかというと、ちょっと違う気もします。
「鬼のいぬ間に洗濯」もちょっと違うし、「出る杭は打たれる」も微妙に違いますね。
もういっそのこと、「石丸を帰らせたのちに叩く」という新しいことわざを作ればいいんじゃないかな。
石丸を帰らせたのちに叩く
自分より格段に上のレベルの人を論破できないとわかり、あわてて議論を打ち切って、本人にご退場願ったあと、欠席裁判という形でぶっ叩き、内輪で勝利宣言をすること。
って、そのまんまやないかーい(笑
※その後、「斎藤都知事を帰らせたのちに叩く」という言葉も生まれました。
ポーション(2024/10/06)
2024.10.5の「酔うまで生テレビ」というネット番組(?)で、
AI庵野氏の言葉に出現した「ポーション」という言葉。
「どれくらいのポーション」?
私はポーションというと、ヒールポーションとかマナポーションだと思ってしまうおじさんなのですが、最近の若者は、そうではないのですねえ。いや、嘘です私も前から知ってます(笑
今回調べ直してわかったこと。日本語「ポーション」は実は英語では2種類あり、それぞれ意味も語源(ラテン語)も違うということです。それは知らなかったー。
日本語 英語 意味 語源(ラテン語)
ポーション potion 水薬 potio/poto 飲む
ポーション portion 部分、配分 portio 部分、門
いやー、勉強になりましたねえ。
これで異世界で薬局を開いて、お客さんに「このポーションは、一回にどれくらいのポーションをポティオすればいいんですか?」と聞かれても、余裕で答えられますね。
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