宮脇健人

虐待サバイバーのカウンセラー(公認心理師)です。

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カウンセリングをご希望の方へ

カウンセリングをご希望の方は以下のページからお申し込みください。 https://pias-azabu.jp/service/lineup/miyawaki-kento/ 対応分野:うつ病、ひきこもり・対人恐怖症、性倒錯(痴漢、窃視等)、各種依存症(薬物、アルコール等)、人格障害

    • 学校になんか適応しない方がいい

      長い夏休みが終わり、また学校が始まった事に苦痛を感じている方も多いのではないでしょうか? しかしそう感じるのは極めて健全なことであり、逆に「学校楽しい!」とか満面の笑みで言ってる子供の方が、私としては心配です。 今回は「学校」という機関が担っている機能・役割を明確にすることによって、その存在を相対化していきたいと思います。 「労働ロボット製作所」から「都合のいい国民養成所」へ近代(産業革命)以降の学校というのは、急に大量に必要となった工場労働者、もっと言えば命令に従って

      • うつ病の停滞期に効く「行動活性化療法」

        今回はうつ病の急性期からは脱したものの、そこで回復が停滞してしまっている時に効果がある「行動活性化療法」をご紹介したいと思います。 停滞期ではただ安静にしていても良くならないばかりか、時間ばかりが無駄に過ぎていくことを気を病んだりして、ジリジリと悪化してしまうケースも少なくありません。 そういったことを阻止するためにも、本療法を活用して頂ければと思います。 行動活性化療法とは行動活性化療法は認知行動療法の一種で、普段の生活には無い行動をルーティンに取り入れることで気分の

        • 不安を力に変える方法

          今回は厄介な感情である「不安」を力に変える方法をご紹介したいと思います。 不安は生きていれば誰しもが多かれ少なかれ感じるものですが、あまりに強くなり過ぎると社会生活に支障を来たしてしまうこともあります。 そんな時にオススメな対処法について書いていきます。 不安とはそもそも不安とは何なのでしょうか? (臨床)心理学の世界では、恐怖との対比から ・具体的な対象があるものに対する怖れ→恐怖 ・具体的な対象が無いものに対する怖れ→不安 といった説明がなされる事が多いです。

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          毒親育ちの鬼門・年末年始オススメのサバイバル術

          今日は毒親育ち(虐待サバイバー)にとっての鬼門、年末年始のオススメのサバイバル方法について書いて行きたいと思います。 今回は主にご自分の家族やパートナーがいない方向けとなっています。 よろしくお願いします。 海外旅行に行くベストな方法は、海外旅行に行く事だと思います。 海外にいるので親や家族に会う必要も、連絡を取る必要もありません。 また距離も離れていて環境も全く違う為、非常に解放感が強いです。 国内旅行も悪くは無いのですが、海外と比べると個人的にはイマイチな感じが

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          日本心理業界のドン・河合隼雄という政商

          今回は故・河合隼雄氏と日本の心理業界の関係について書いていこうと思います。 よろしくお願いします。 政治への接近 河合隼雄氏は、日本で初めて(本ブログでも取り上げた)ユング派分析家の資格を取得した人物でした。 そして「箱庭療法」などを考案し、学者・臨床家として活動していましたが、1985年に自身がリーダー役を担っていた「日本心理臨床学会」の会長に就任すると、転機が訪れます。 当時開かれていた中曽根内閣の教育審議会に招かれた事により政治とのパイプが出来、それ以降「学校や

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          【ナチスの協力者】精神分析の「巨匠」ユングの闇

          今回は日本で人気の精神分析医、カール・ユングとナチスの密接な関係について書いていこうと思います。 (※ユングに関する基本的な情報は私がここに書くまでも無いので割愛します) ドイツ精神医学界の「脳病神話」と精神療法学会の誕生 19世紀半ばに精神科医ヴィルヘルム・グリージンガーが著書で「精神病は脳病(脳の器質的病変)である」と記して以来、ドイツ精神医学界はこの考え方を金科玉条とし、心因(ストレス因)の精神疾患(主に神経症)には否定的でした。 しかし、第一次大戦の終了に伴い

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          カイロプラクティックにはご注意を

          今日は私も以前ハマってしまった「カイロプラクティック」の問題点、及びその危険性について書いていこうと思います。 カイロプラクティックの歴史始まり カイロプラクティックは、アメリカのアイオワ州で磁気治療(※全く効果が無い事が分かっています)を行なっていたD.D.パーマーという人物によって、1895年に「発明」されました。 パーマー氏のオフィスが入っていたビルの従業員で、背骨に異音がしてから17年間耳が良く聞こえなかったという男性がいました。 その男性の首の骨をパーマー氏

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          自然派・オーガニック信仰というカルト

          今回は「自然派・オーガニック信仰というカルト」と題して、その欺瞞性について書いていこうと思います。 最初にお断りしておきますが、私は自然派やオーガニックを否定するものではありません。 ただし、私の母の様に ・市販の食品・食材は一切使わない ・お菓子を買い食いしようものならヒステリックに1日中怒鳴り続ける ・シャンプーや洗剤も臭くて汚れの落ちないオーガニック製品の使用を強制する ・小学生の時友達に誕生日プレゼントでもらったオモチャを「身体に悪い金属を使っているから」とのこ

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          ソマティックエクスペリエンス紹介&体験談

          今回は近年注目を集めている新しいトラウマ療法「ソマティックエクスペリエンス(以下SE)」について、私の体験も交えて書いていこうと思います。 ポリヴェーガル理論本題に入る前に、SEを理解する上で欠かせない「ポリヴェーガル理論」について簡単にご紹介します。 これはアメリカの神経生理学者であるステファン・ポージェス博士が提唱した身体心理理論で、自律神経系に関するものが主軸となっています。 従来の理論では自律神経系を「交感神経系」と「副交感神経系」の二つに分けて考えていました。

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          「HSP」を正しく理解する

          今回は今巷で濫用されている「HSP (highly sensitive person)」について書いていこうと思います。 環境感受性 本題に入る前に、HSPを理解するために欠かせない概念である「環境感受性」について簡単にご紹介します。 これは平たく言うと「環境刺激に対する感受性の個人差」の事です。 ここでいう環境刺激には物理的・心理的なもの、ポジティブ・ネガティヴなもの、全て含まれます。 そして当然環境感受性は高い人から低い人までおり、統計を取ると正規分布を描くとさ

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          ひきこもりからの脱出方法

          今回は私の経験を元にした「ひきこもりからの脱却方法」をご紹介したいと思います。 本題に入る前に、まず前提としてひきこもりは悪い事では無い、という事をお伝えしておきます。 数ある生活形態の一つに過ぎませんし、そこから脱却するべきである、とも思っていません。 本記事ではひきこもり状態がつらい・何とかしたい、と考えている方に向けて書いていきたいと思います。 精神科・心療内科へ行く ひきこもり状態にある人は多かれ少なかれ対人恐怖・対人緊張に悩まされており、まずそこを乗り越え

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          【中学受験・高校受験】志望校選びは慎重に

          今回は私の経験も交じえながら、私立中学・高校選びの重要性について書いていこうと思います。 私の経験私は学歴至上主義者の母親によって無理矢理中学受験をさせられ、当時東大合格者数が急増して話題になっていた中高一貫の進学校に入学しました。 クラス編成 その学校はホームルームと一部の科目を除き学力別のクラス編成になっており、定期試験ごとに入れ替わるシステムになっていました。 その為通常の学校より勉強や試験から受けるストレスが強く、また下の方のクラスの生徒は差別的な扱いを受けて

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          公認心理師オススメのセルフケア

          今回は私自身が日々実践している、オススメのセルフケアを書いていこうと思います。 軽い有酸素運動をする 散歩やジョギングなどの同じ動作を一定のリズムで繰り返す有酸素運動は、気持ちを安定させる神経伝達物質であるセロトニンの分泌を促す、という事が分かっています。 また、20分以上の軽い有酸素運動はエネルギー源として脂肪を使うので、ダイエット効果も期待できます。 毎日帰り道に少し遠回りして散歩するのもいいですし、ジム等で週に2~3回走るのもいいと思います。 習慣化させる事に

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          うつ病になってしまったら

          人が一生のうちに罹る確率が10%とも20%(あるいはそれ以上)とも言われいている「うつ病」。 今回はそのうつ病になってしまった時の対処法を、私の経験をもとに書いていきたいと思います。 うつ病は本当に苦しい 経験がある方なら分かると思いますが、うつ病は本当に苦しいです。 語感だけからすると「気分の落ち込みが続く」だけの様にも聞こえますが、そんな生やさしいものではありません。 頭の中はカオス状態となり、強烈な抑うつ感、不安感、罪悪感、焦燥感、希死念慮等が四六時中続きます

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          ひきこもりこそ運動をしよう(初心者編)

          (お断り:私は「ひきこもり」という言葉に侮蔑的なニュアンスを感じているので本当はあまり使いたくないのですが、他に適当な表現が見当たらない為便宜的に使用する事にします。ご了承ください) ひきこもり状態にあると、様々な能力・機能が衰えがちになります。 その中でも今回は体力に焦点を当てて、その維持向上を効果的、かつ無理なく行う方法をご紹介したいと思います。 もし今後何かがしたいと思った場合、ある程度の体力は必要になりますし、健康の維持に運動は欠かせません。 楽しみながらマイ

          ひきこもりこそ運動をしよう(初心者編)