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2023年の買ってよかったもの / Best things of 2023

桜島を眺めつつ、年の瀬の鹿児島で振り返る今年のお買い物記録。
冒頭の写真は、台湾・台北と京都で展開するGoodman Roasterさんのマグカップとドリップバッグ、そして桜島です。

2019年は福岡の仕事場にて、2020年は金沢にて、2021年は那覇の自宅にて、2022年は沖縄から九州へ向かう旅客機の中で、それぞれ各年のお買い物を振り返ってきました。
2023年はというと、鹿児島市さん、屋久島町さん、と鹿児島県内にある2つの地域の行政機関の皆さまとお仕事をご一緒させていただくこととなり、鹿児島との縁が深まった一年でした。その流れもあって、年の瀬も鹿児島で過ごしています。

改めて振り返ってみると、今年も例年通りに移動が多い年でした。飛行機での移動だけでも73本、週で平均すると1.4本/週のペースでフライトがあり、新幹線等での移動を加えると、3〜4日に1度はどこかのまちからまちへ移動をしていた形になります。
今年は、那覇・福岡・京都・東京の4拠点での多拠点生活から、東京の家を引き払って3拠点にしたので、移動回数は減るかと思っていたのですが、東京に行く機会が減った分、広島や鹿児島など新たに訪れる地域が増えた年でもありました。

そうした移動の中で携えていることの多い、個人的に買ってよかったと感じている今年買ったもの5つをまとめました。

DJI Osmo Pocket 3

DJI Osmo Pocket 3

今年買ったものの中で、自分にとって最もインパクトが大きかったものはDJI Osmo Pocket 3でした。
1インチセンサー、20mm f/2.0のレンズとギンバル、4K/120fps 10bit Log収録、2インチ回転式タッチスクリーン、32bit float で音声の内部収録が可能なマイク内蔵ワイヤレストランスミッター、といった具合に「適当に撮ってもどうにかなる」機能を179gのコンパクトな筐体に満載した動画撮影用カメラです。

DJI Osmo Pocket 3が発売される直前にGoPro Hero 12を手に入れて使っていたのですが、暗部での撮影性能やその他諸々の取り回しにおいて、圧倒的にDJI Osmo Pocket 3のほうが適当に扱えるカメラでした。きちんと収録するのであれば従来通りにSONY FXシリーズやαシリーズを始めとするカメラを用意するので、GoPro Hero 12やDJI Osmo Poket 3に求めているのは「適当なシチュエーションで適当に扱って適当に撮ってもそれなりに映る」という点でして、まさにピッタリのカメラです。

ビデオグラファーの友人が自動車メーカーのプロモーション映像の撮影に使っているのを見て「彼がそういう現場で使っているのなら、撮れるデータに大きな問題は無いはず」と思って購入し、使ってみたら大満足。製品名の通り、ポケットに入れたままにして毎日欠かさず持ち歩くカメラとなりました。

Osmo Pocketの初代を発売直後に手に入れて使っていた2018年頃を思い出すと、5年の時を経て、全く別ものと言える大幅な進化を遂げています。

USB-CでPCやMacと接続すれば、三脚で自立するWebカメラとして使える点も地味に重宝しています。DJI Osmo Pocket 3を手に入れて以来、iOSとmacOSの連係カメラ機能は使わなくなってしまいました。

Bowers & Wilkins (B&W) PX7 S2e

Bowers & Wilkins (B&W) PX7 S2e

2020年から3年越しで移動時に欠かさず愛用していたヘッドホン B&W PX7が度々故障するようになってしまい、その都度メーカー修理に出していたのですが、いよいよ修理の保証が切れてしまったので、移動中に使用するヘッドホンを新しく買い替えることにしました。

求めているのは、適度なノイズキャンセリング、過剰な味付けのない出音、毎日充電しなくても問題の無いバッテリー容量、色はグレー〜白、多少の雨に降られても胸が痛くならない範囲の価格帯、という条件を備えたワイヤレスヘッドホン。候補に挙がったのは、SONY WH-1000XM5、Sennheiser MOMENTUM 4 Wireless、B&W PX7 S2eの3機種でした。
それぞれ比べてみて、ノイズキャンセリング性能ならSONY WH-1000XM5、出音ならSennheiser MOMENTUM 4 Wirelessが良いと感じたのですが、日々身につけるものとしての佇まいも含めて総合的に僕の好みにあったB&W PX7 S2eを買い求めることとなりました。次に挙げるSony WF-1000XM5とともに、日々持ち歩いて使用しています。

Sony WF-1000XM5

Sony WF-1000XM5

「ヘッドホンを持っているのに、イヤホンは何に使うの?」とか「ワイヤレスイヤホンを4つも鞄に入れて何に使っているの?」と友人から不思議がられることもありますが、充電し忘れていたり、鞄とポケットのどちらかで行方不明になってしまったり、ということもあってヘッドホンやイヤホンを少なくとも2つは持ち歩いていないと困ることもあるのです。

2021年に手に入れた前世代のWF-1000XM4に比べると、出音が大幅に改善されていると感じています。日常的に使うノイズキャンセリングイヤホンとして十分な仕上がりで、WF-1000XM5を手に入れて以来、Apple AirPods Proの出番はほぼ無くなりました。

Google Pixel Fold

Google Pixel Fold

主にお仕事で使っているGoogle Pixel 6 Proをアスファルトの地面にうっかり落としてしまい、ガラスにひびが入った状態でだましだまし使ってみていたのですが、ついに誤作動をするようになってしまったので、とりいそぎ何かしらAndroidのスマートフォンを手に入れなければ…ということで手に入れたがGoogle Pixel Foldです。

普段使用しているタブレットは12.9インチのiPad Proで、移動中にKindleで本を読むには微妙に取り回しにくいサイズ。かといって、KindleのためだけにiPad miniを用意するのもイマイチですし、Kindle OasisやKindle Paperwhiteではカラーの写真等がモノクロになってしまいます。何かちょうど良いデバイスはないものか…と日々探しているところにちょうどピッタリなサイズ感のGoogle Pixel Foldが登場しまして、手元のPixel 6 Proの不調もあって購入に至りました。

近年、動画メディアが多数立ちあがっている中で、Pixelシリーズのリアルタイム文字起こし・翻訳機能が重宝していまして、音を出せない環境でもニュースなどの動画を目で追う形で視聴することができます。

Apple Watch Ultra 2

Apple Watch Ultra 2

便利だけれども、毎日充電しないとバッテリー容量が足りない点が圧倒的に不便、というわけで便利なのか不便なのか判然としないApple Watchでしたが、Ultra 2にしてみたら少なくとも2晩程度はバッテリー残量を気にせず使えるようになりました。それだけで買い替えた意味が十分にありました。

2022年は新商品を何一つ手に入れなかった1年でしたが、今年は5つとも2023年発売の新商品となりました。さまざまな領域の各メーカーで2019年以降の製品企画・開発が抑え気味になってきた状況から脱しつつあるようにも感じるラインナップでした。

2024年にどんなものと出会えるのか楽しみにしつつ、これら5つのアイテムとともに残り僅かな2023年を楽しみたいと思います。

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