13 #南葛SC #ロンド #各駅停車 #ボールの納め方#2024年3月10日 南葛SC 4-1 #東京蹴球団。 #下平匠 #大前元紀
13 #南葛SC #ロンド #各駅停車 #ボールの納め方
#2024年3月10日 南葛SC 4-1 #東京蹴球団 。 #下平匠 #大前元紀
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いつもの宿も高騰し、現地観戦する気がなくなったので、大阪に帰った。
洗濯して、16時に喫茶店。
前半をほぼ全部見て、後半は飛ばしながら。
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メンバーは下平匠と大前元紀を除き、2軍3軍か?
ただ、この二人は、やはり、ボールの納め方が良いからミスも少ない。
一方で、その技術戦術についていけるフリーランニングがないから、どうしても、チームとして頭打ちになってしまう。
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なぜか、相手は、この二人にマークをつけなかった。
たぶん、相手が勝てるとしたら、この二人を抑えて、あとは、個のフィジカルで勝負するしかない状況に追い込むしかなかった。
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下平に関しては3点。(梶塚大哉その他もトライできる奴はトライすること。)
まずは、きちんと背中にいる相手の位置を確認すること。
下平の本質はボランチだと思うが、そういう不注意な部分と、チーム事情で、サイドバックを長くやってきたせいか、ひさびさの実践のボランチで、その凡ミスをやらかした。
一方で、味方のポジショニングやアングルの悪さで今日の出来が悪かった部分はそんなに気にしないでいいと思う。
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次に、守備はCB前のフィルター業務、コース限定、プレー限定を中心で、そんなにがつがつ奪いに行かないでいいと思う。
理由は、貴方が体力を使うのはそこではないから、そして、個のフィジカルそのものでいえば、もともとスピードもパワーもないから味方を使うべき。
いつもサボっていいわけではないけど、相手を守備に走り回らせて、スタミナを削り取るのが一番の仕事。
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3つ目は、ボールをもらう位置。
味方がまだつたないから仕方ないけど、寄りすぎ、後ろ向きすぎ、(オシム語録にあった)各駅停車でもらいすぎ。
味方を動かして、もっと楽な位置で、あるいはオープンスペースを意図的に作ってもらう。
下平は、ロンドやキープゲームの相手の中でボールを受ける人になってもいいけど、相手からしたら、ゆっくり構えて、走り出す味方の足元やオープンスペースに蹴り分けられるのが一番いやなわけ。
じゃあ、逆算して動けばいいでしょう。
それを続けると、相手のマークがつくので、自分がサイドに移動するだけで、CBからトップへのパスコースが開く。
なかなか、本番じゃ試せないけど、風間監督とかと相談しながら、味方を使いこなしていこう。
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大前元紀も下平とほぼ同じ。
怪我させられないように、かつ、味方のレベルに合わせて、ボールの受けどころになってあげる。
同じく狭いスペースでも神懸っているけど、相手をつり出して、飛び込ませる力がある。
今日は左サイドで先発していたように見えたけど、ポジションチェンジした味方が守備のポジションの埋め方を知ってくれたら、もっとハイレベルなサッカーができる。
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残酷だけど、味方の技術や戦術が追い付いてくるにはまだまだ時間がかかる。
そうなると、自分が合わすのか、相手を引き上げるのか、難しいけど、味方を使いこなすことが生命線の選手としては、その匙加減も大事になる。
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あとは、アウトサイドやカラコーレスを使いこなす19と6がなんとなく目に入ったけど、重要なのは、成長を続けること。
カラコーレスをしてほしいのではなく、カラコーレスその他の技術をどういう場面で使いこなすのか、ここを練習あるいは書籍やビデオとともに考えてほしい。
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今日のゴールは2点目の大前と最後のがきれいだったように思う。
理由は、味方のパスを引き出してのゴールだったから。
大前は、ターンするみかたのうごきに感づいて、ファーでフリーになっていた。
そこにボールが出て、押し込むだけだった。
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実は、下平の部分にもつながる話で、下平をドフリーにするにはどうしたらいいか?
マークがついたときに、そういうタスクを誰にやらすか逆算して、皆で動けばいい。
それが、単なる止める蹴るの次にある、ロンドのレベルを上げる作業。
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そして、多くの選手はボールの止め方がまだ硬くてぎこちない。
そりゃ、あそこが痛くなるよね(下ネタではありません)。
止める、蹴る、ではなく、止めて蹴るという一連の動作の柔軟性と多様性を磨く作業。
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最後に、改めて、繰り返しになるが、単に名前と顔を覚えたから、大前元紀と下平匠を例に出しただけで、誰がうまくなって、魅せてくれても結構。
飯吉がボランチで開花してもOKだし、ウッズ中林が後半にパワープレーで豪快なヘディングを叩きこんでくれてもいい。
あくまで、チームの主役は選手で、統括するのは監督とスタッフだが、こういう意見の提示は構わないと思う。
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下平と大前、あるいは元日本代表抜きで、相手をボコれるなら、それもいい。
風間監督が来たのはそういうことで、あとは、選手のやる気と仕組みづくり。
後半に下平が抜けて、カウンターで、大前が起点になるケースが増えたが、それは、下平の技術やタスクを上回る選手が出てくれば解決する。
それは、今の選手には厳しく思えるかもしれないけど、できると思ってやらないと、できる事をやらないと、ただの、地元の使い捨てアイドルで終わってしまう。
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率直に言って、大前元紀は特殊だと思う。
けど、下平匠のやっていることは、よく見ると並の選手でもパクれることは多い。
そういうトラップやパスの切り替えができる選手が増えて、受け方のレベルが上がれば、冗談じゃなくて、バルサやレアルマドリーと実力の部分でやりあえるチームになってくる。
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ボールを奪われなければ失点はない。
今日の試合では、押し上げた最終ラインのDFからGKに返さず、蹴ってしまうシーンも多かったけど、それは割り切りでOKでも、本当はもっとやれるのではないかと思う。
2024年3月10日 17時55分。 寺田次郎