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僕は自分中心な人間です。自分の為にあなたを愛している。

思う事】
あるドラマの中の言葉である。
親が死んだのに自分が誰にも知られず死んだらどうしようという彼女の言葉を受けてのセリフである。

とても正直な胸の内である。
思いは口にすると胸の中で反芻するより
ずっと雑味は少なくなる。
胸の中の反芻は色が濃くなり自分への残念さが混じり合い悪意の様な色合いになってしまう。

友人の子どもが亡くなったことを知った。
20歳を少し回った子どもである。
真っ白な空間がやってきてお見舞いの言葉を
探しまわる。
友人はいないのに。

名前のつく感情はそこには見当たらず
腹を殴られた様な身体感覚だけがあった。

寝る前に今日1日感謝できる事を探して書く
ということをしている。

その時に頭をよぎったのは
私の子どもが生きてることへの感謝であった。

親というのは業が深いなぁと思う。
友人の子どもの死と引き比べて感謝するとは
自分は雑味の多い人間である。

もう少しマシだと思っていたけれど
最近はそういう自分を許して受け入れていっている。

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