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人生が楽しくない理由
前回とても暗い感じの話をしました。
でも、「死にたい」とまでは行かなくても、
多くの人がこういう暗い部分を心に持っているんじゃないかなと思います。
私は思っていた「死にたい」は本当の死にたいではなかったんです。
もっと深掘りをすると、
生きている意味がない・辛い人生から逃げ出したい・休みたい
という気持ちを簡単に表現できるのが「死にたい」という言葉でした。
その証拠に、事故に遭って入院できないかなー?などと考えることが多かったです。
結論を言うと、私がこのような状態になったのは、
人の為にしか生きていなかったから。これに尽きます。
進学校に通い、授業に部活、部活が終わればまた塾で勉強をする毎日。
進学校に行ったのは、中学を卒業したら高校に行くのが当たり前で、
たまたま人よりも勉強ができる子だったから。
大学に行くために塾に行ったのは、みんながそうしているから。
国公立の大学に行って親の負担を減らしたかったから。
勉強をあんなに頑張ったのは紛れもなく、親に迷惑を掛けたくなかったから。
その一心でした。
当時の私は、親にとって良い子であることが最大の人生の目的だったように思います。
心から「何かをしたい!」と
強く突き動かされるように行動したことなんて一度もなかった。
さらに小学校高学年辺りから覚えた、
自分を抑えて遠慮・配慮をするという大人の真似事。
小学生だった私はそれをできることこそ、大人だ!
と意気込み、自分よりも他人を優先することを覚えました。
そうして中学生、高校生と成長していく間に
他人に優しくして自分の気持ちを疎かにすることが着々と上手くなりました。
しかも自分の気持ちを疎かにしているなんて自覚はもちろん無い。
どんどん自分の気持ちが心の奥底に埋もれて見えなくなります。
でも人間ってそういう風には生きていけないようにできているんでしょうね。
だから私の心に限界が来て、「死にたい」という感情となって現れたのでしょう。
みんながそうしているから、誰かに迷惑を掛けたくないから、
人に優しくしたいから(自分の我儘を通して嫌われたくないから)──。
上記のような100%他人軸の行動源って
日本で生まれ育った人の大多数が持っているものだと思うんです。
だって私たちは
他人に迷惑を掛けてはいけません。
人の気持ちを考えて行動しましょう。
こうやって言われ続けて育ってきたから。
自分の気持ちを大切にしましょう。
だなんて教えてくれる大人が周りに居たでしょうか。
これが日本の教育で日本の文化だと思います。
これを批判するつもりは全くありません。
こういう文化を持っているのは、日本人の民族性だと思っています。
特に海外に住むと、そういうことを強く感じます。
でも私はそんな日本でも楽しく、幸せに生きられると信じています。
そして高校生の時の私のように辛くて辛くて仕方がない人でも
自分の人生を思いっきり楽しめるようになれると信じています。
何故なら、私が今人生を楽しめているから。
そのために一番大切なのが自分を知ること=自己理解です。
次回からは、
私がこれまでどのように自己理解を深めてきたのかをお伝えします。