揺れてるのかな?兄妹で違うリスタートの道
兄妹がダブルで不登校になることを意識したとき、次に心配になったこと。
『リスタートのタイミングがズレた時、もう片方が荒れやすい』
という、本で見た言葉だった。
(不登校になることより、リスタートのほうが難しいのかもしれない…)
そう覚悟したものだ。
ムスメには丸一日付き添っているため、ママも状況をだいたい見てきている。
そうするといままでと違い、息子は夕方まで家で一人きり。
小言をいうママが居ない。うるさい妹が居ない。
好きなことを自由にできて、自分のタイミングでごはんやお菓子も食べられる。
最初のうちは、それも楽しいと思う。
ただ段々と日が短くなる季節。
暗くなるのも早い。
息子の感情の変化に、気を配っておかなくてはいけないなと、頭の片隅に置いている。
不登校小3兄は、不登校小1妹が転校して違う学校に行くことに対してどう感じるのか。
自分たちで、それぞれ自分自身に合うサードプレイスを見つけた兄妹たち。
不登校になった兄妹。
しかしリスタートの場所は、同じ道ではなかった。
親の身体的・金銭的な面は、ちょいと面倒なんだけど。
さまざまな場所を知れたこと。
支援側にもいろんな考え方があることを知れたこと。
親自身も同じ境遇の家庭とふれあう機会が持てたこと。
これはもはや学費ではなく、親のメンタルのためにお金を払っているのかも知れない🤣
そう、感じるようにもなってきた。
違う場所だったことは兄妹にとっても、よかったのかもしれない。
お互いの場所のいいところを、自慢げに言い合っている(笑)
「あんなにいいところで、ランチも美味しいのに、なんでお兄ちゃんは多様化に行かないのかな?不思議でたまらんわ」という妹。
「いやいや、オルスクのほうが楽しいって。竹を剣みたいに加工して、この前なんて戦ったんだから!」と男のロマンを語る兄。
それぞれが、それぞれに自分の居場所の自慢話をしている…。
微笑ましいじゃないの😭
不登校1年。学校の悪口もたいして吐かず、ただひたすらに「学校には行かない」と固い意志を示してきた息子。
不登校半年。「ママが居ないと淋しいから、一人じゃムリ😢」と学校内を忍者のように逃げ隠れして、過ごしてきたムスメ。
ただやはり、
秋休み明けて転校したことで、兄妹間の均衡がすこし崩れた気配がある。
なにせ多様化学校とはいえ、妹が行っているそこは学校。
季節が巡って、不登校になったあの頃と同じ秋の匂いがしてきた。
「おれってさ、学校行かなくなって1年経つのかな?」と息子が聞いてきた。
『そうだね〜。ちょうどいま頃だね。』(・・・。)
何を考えているんだろう。聞いても答えてはくれないんだけど。
これからわたしはしばらく、両方のスクールのいいところを見つけて、それぞれが興味を持てたことに共感しようと思う。
どちらも正解で、どちらも間違いじゃないんだよ。
自分が感じたことを、大切にしていいんだよ。
そんな思いを込めて、見守っていこうじゃないか。