不登校一家の休日ごはん問題
小3の息子はもともと野菜が嫌いなほうだった。
不登校になりメンタルの不調が、過食と偏食に向かった。
ラーメン・肉・うどん・牛丼・寿司（サーモンのみ）、このローテーション。
野菜は少し入っていただけでも、きれいに避けて「ごちそうさま」する。
お菓子やアイスも、途切れることがなかった。
当時、1ヶ月で４kg太った。
顔もお腹もパンパンになり、見た目も気にして余計に外出しなくなった。
あまりの突然さに、精神的なものだと判断したママ。
その後、note内で不登校児には食べることができなくなった子も多いことを知った。
『食べることは生へのバロメーター』
病気の方も、高齢の方も、食べることは生きることへのバロメーターのようなものだと思って医療の仕事をしてきた。
だから、食べることに興味を持てない子がいることは、親としたら我が身のようにツラいこと。
そこで『バランスよく食べさせる』という、いままで頑張っていたお母さん像をいったん捨てた。
食べてくれるなら、なんでもいい。
食べることが生きる楽しみになるなら、毎日ラーメンでもいい。
ただ見た目が変わってくることを気にするのなら、過食には気をつけよう。
お菓子は１日何個までにするとか、運動をするとか。自分でも考えていこうねと、元気になってきた頃に話はするようになった。
『休日の食べたいものバラバラ問題』
そうすると大体、みんな食べるものがバラバラになっていく。
大人は野菜多めだったり、あっさりめがいい。健康にもいいし。
こどもはガッツリ食べたいし、なんなら偏食っ子の兄と妹でも好みが違う。
いままでだったら出されたもので食べないなら、食べるものないよ！ってムリにでもバランスよく食べさせてた。
でもいまは、そんなことしたら「じゃいらない」と言って、何も食べない息子だ。
食べないのは困る。
ママは、食べて生きる活力にしてほしい。
対して夫は、休日は自分の食べたいものを食べたい。その気持ちはわかる。
自分で買ってきて作ってもくれるから、ママにとっては１週間のうち疲れ切った家事を請け負ってもらって、それはすごく助かってた。
それがこの２週間。ごはん時トラブル多発❌
先々週。
パパの準備した夕食に食べたいものがなかった息子は、自分で冷凍からあげをチンしようとしていた。
ママ的には自分でやるなら、それでOK。自主性バンザイ🙌
ところが夫は自分の作ったものを食べないことにイラッとし、からあげの袋を取り上げて「６個は多い！４個にしとけ」と息子の意向を組まなかった。
イライラし、沈黙する食卓。ムスッと目が座った息子の顔。
落ち着いてから夫に静かに伝える。
「ママはね、みんなで楽しく食べたいの。お腹を好かせたこどもでいるよりも、お腹いっぱいになってほしいの。自分でやろうとしたことは、尊重してあげて欲しい。」
「うん」とイラッとしながらも返事をしてくれた夫は、アンガーをマネージメントするため２階の自室へと籠もった。
そして先週。しゃぶしゃぶサラダ。
息子が肉の部分だけつまんだ瞬間「肉だけ取ったら（あっ…‼）」と声をかけてしまった夫。時すでに遅し。
息子は『じゃごはんいらない』と行ってしまった。
なんかさ〜〜。
もう、なんでもいいんだけど〜〜。
夫の気持ちもわかるし〜〜。
だけどさ、結局フォローすんのママだし〜〜。
は〜〜〜〜〜あ。
ってなりまして（笑）
もう今週末がゆううつな、ママですよ。
ごはんより全然まえの１５時頃、ひさびさに動悸がしてきた。
もういい。
自分で作ろう。
『結局ママがつくればいいじゃんという解決策』
１品、こどもも大人も食べれるものを、いつものようにママが作ります。
そのうえで食べたいものがあるときは、各自用意をしてください。
息子よ。ごはんじゃなくてラーメンがいいなら、自分で準備してください。
夫よ。食べたいものがあるなら、自分の分だけ買ってきてください。
ママは、冷蔵庫にあるもので何でも食べられるので、気にしないでください。
それを囲んで、みんなでわいわい楽しく食べましょう。
肉ばかり食べているとね、いずれ痛風になるよ。風が吹いても痛いよ。
ラーメンばかり食べてると、塩分過多で血圧上がっちゃうかもね。血圧上がると脳の血管切れちゃうよ。
野菜を食べたほうが、太りにくい体になるよ。チカラも湧いてきて、元気になる。
お菓子やアイスを食べてばっかりいると、うちは糖尿病の家系だからね。体の血がドロドロになって、そのうちインシュリン注射しなきゃいけなくなるよ。気をつけて。
ママは言ったからね。
元気になってきたんなら、自分の頭で考えられるよね。
最終形態を言っとかないと。人間って危機感を感じないからね😎
不登校になって１年。息子は身長も伸びたこともあり、顔もシュッとしてきました。相変わらずの偏食ですが、自分で考えて食べる量を決めているようです。
変化を恐れると運も臆病になってしまうもの。
変化を恐れない人に運は味方をする。
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