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トビラを開けたら、優しい世界が広がっていた

2学期になりました🍂
ムスメの多様化学校への、付き添いが始まっています。

兄のオルスクへの送迎のない日を、ムスメの多様化学校の登校日に当てています。とりあえず、週2〜3日。

半年不登校だったムスメ、休みながらほどほどに。
まずは学校が安全な場所だと認識するところから、始めています。


転校以前(公立校にて)

春先にムスメの給食に付き添ったママは、先に不登校で笑顔を無くしてしまった息子のことがフラッシュバック。涙が溢れてきてしまいました。

ママだけ廊下に座って、とか。
一緒に教室に入って隣に座って、とか。
他の子どもの声を聞きながら別室でムスメと2人、とか。

すでに病んでいたママには、そんな選択肢を選ぶことができませんでした。
ということは同時に、母子分離ができなくなっていたムスメは登校することができない環境になってしまったのでした。


転校初日の付き添い

多様化学校には〈転校生です!歓迎!〉のような緊張させるスタイルはありません。
なんか朝ふら〜っと部屋に入って、飽きたらふら〜っといなくなる。
ムスメに限らず、他の子達もそんな雰囲気の校内です。

先生もその子のタイミングを見て、声を掛けに来てくれる。
付き添ってるママにも負担がかからないように、意識しないでいてくれる。


保護者ルームが完備されている学校なので、親としても居場所が与えられていて居心地はいいです。ただ他の付き添いの保護者さんは居なくて、この日はうちだけ。

(そうか〜みんな分離はできているんだな。もしくはできるようなところまで回復したんだな。)

嬉しいような切ないような気持ち。

いつか自分もそこの域に行けるんだという、希望のようなものとして持っておこう。焦らず、ゆったりと歩んでいこう。そう感じた1日でした。


付き添い2日目

保護者ルームには、この日数名の保護者の方がいらして、ご挨拶。

遠方からの送迎で、戻るよりいたほうがいいから、とか。
迎えに来るついでに、早めに来てPCで仕事してた、とか。

ここでは《不登校》がマストだから、もう気兼ねなく不登校になった理由とか、どこまで行き着いたかとか、お話が始まる。

おお〜〜〜これぞ、雑談!!あこがれのリアルなやつ!!



うちより壮絶なこどもの体験談を聞き、こちらも兄妹の経緯を語る。

「そこで行くの止めさせられたんだ!!すごいよ」と褒めてくれる。
「いやいや、そこを乗り越えてきたそちらもすごいですよ!」

自らを褒め合う、親たち(笑)


そのうち、ムスメがちょいちょい訪ねてきてしまう。
クラスでずっと付き添っててもいい空気感なんだけど、目下の目標は〈母子分離〉

ちょっとクラスで付き添って、先生が様子を見て誘ってくれる。
その隙をみて、「ちょっとお兄ちゃんに電話かけてくるね」「仕事のメールしてくるね(無職だけどw)」と言い訳を小声で伝えて、離れるわけですよ。

これを少しずつ長く細く、続けていこうと思っています。


【ムスメがこの場に慣れて→先生やこどもにも慣れて→ママからも離れて一人で過ごすことができる。】

ここまでに、ママは半年の目標を立てています。
もしそれより短かったら、ラッキーと思おう。

ただもっと心の奥底では、1〜2年かかるかもしれないとも思っている自分もいます。(先輩保護者の方にも1年かな…とつぶやかれました笑)


まずは、わたしもここに居る意義を見つけて、活力ある1日を送りたいな。


無駄なことは何もない。

種が数年もかけて芽吹くように、いつか何かの形になって戻ってくる🌱


そう信じて、目の前の日々を過ごすのみです。




人生はつまらなそうな顔をしているとつまらなくなり、楽しそうにしていると楽しくなるもの。

ゲッターズ飯田

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晴れパン / 多様な学びを願う×不登校兄妹のママ
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