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思春期に向けた心の準備【男の子編】 

思春期とは、二次性徴が始まり、成熟して、身長発育が最終的に停止するまでの時期を言います。

我が家の息子は小2の秋に不登校になり、小3の秋には声変わりが始まりました。
そこで初めて気がついたのです
『不登校になったころには、彼の思春期がすでに始まっていたこと』に。



男の子の思春期

男の子のカラダは精巣(睾丸)の発育→陰茎の発育→陰毛の発育→声変わりと成熟していきます。
思春期開始から成人身長に達するまでに、男の子は約4〜5年かけて、20〜40cm伸びます。(しかし、開始時期によって身長の伸びは影響をうけ、個人差もかなりあります。)

武田薬品工業サイトより引用


思春期が始まると成長速度が上昇し(思春期のスパート)、最大成長速度(1年で10cm身長が伸びる)がみられるころは、陰毛が発育する時期です。

衝撃です。事件です。
息子はこの1年で推定で10〜13cmほど伸びていました。
成長のスパートの時期が訪れていました。

それも知らずに「成長期だね〜♬」なんて浮かれていた、パパとママ。

声変わりするのは通常14歳
しかもそれはもう思春期の後期で、成長率も低下する時期・・・。

なのに息子は9歳で声変わりを迎えたのです。
骨の成長点が終わりを迎えていると、、そこからの伸びが見込めないという。

知らんかった(泣)

駄菓子菓子(ダガシカシ)🍃もう過ぎたことは仕方がない。
親子ともに受け入れて、次に進むのみです。


思春期の親の対応

性教育は別途考えていくとして、小3にして思春期を迎えた息子。
少し早いですが(中坊としてあなたのことを理解していくよ)との思いから、思春期対応について考えていきます。

〈大人の脳への変換期〉

思春期は『子供脳』から『大人脳』への移行期にあたります。
通常12〜15歳の3年間でホルモンの分泌により脳もバージョンアップ。
多大なエネルギーが身体を駆け巡り、制御不能になるのです。

バージョンアップすると、以前の記憶が薄れます。
こんなに親は愛を注いだのに、霧の中に、靄の中に隠れてしまうのです。

だから、なんだか。
親から愛されていないのかも…と、不安になります。
まだまだ不安定な脳なので。

だから、夏の風の匂いが思い出を運んでくるように。
愛されていたんだと思い出せるように。

生まれてきてくれてありがとう。面白い人生を共に歩ませてくれて、ママは嬉しいと思ってる。だいすきだよ。」

素直に聞いてくれなくなってるなら、つぶやくくらいでもいいのかも。
本人に聞こえてるならOKとしましょうか。
再度また大人脳に、言葉で愛を伝えてあげるのです。


〈言葉で説明しよう〉

子供脳のときは、危ないときは「ダメ!!」「やめなさい!!」と言えばそれで良かった。
大人脳にはもう、それは効きません。

なぜ、ダメなのか。」
なぜ、やめなければいけないのか。」

そのなぜの説明を必要とするのです。

大人は理論を必要としますから。
意味のわからないことには、抗いたくなりますよね。


〈暴言はホルモンが勝手に言っているのだ〉

バージョンアップ、インストール中の脳はまだまだ不安定です。
言いたかったわけじゃないのに、
「クソババア!なんでわかんねーんだよ!◯ね!」

そんな言葉を吐いたあとに、ひとり後悔します。
(あんな事言いたかったわけじゃないのに。きっと嫌われたな。俺サイテー)

それは我が子が言っているのではないのです。
性ホルモン・成長ホルモンが勝手に言わせているのです。
いわば、カラダ乗っ取られ中(笑)

だから思春期は、ただただ波風立てずに、ひっそりとやり過ごしましょう。
そーっとしておきましょう。
ママたちも、女性ホルモンに支配されているときは、刺激してほしくないですよね。

それと同じです。


〈男として見ていくよ〉👦

・👩ママの愛し方
母親は異性である息子には、無限の愛があります。
嫌いになんて、なるわけないのです。

ただ世の中に出ると、遺伝子のいたずらで男はフラれまくります(笑)
だってメスは、より良質な男を選ぶ権利が与えられていますので。
子供を産める、唯一の存在だからですね。(遺伝子学的にね)

だから、自信を失う息子に伝えてください。
『あなただけを愛してくれる人が、必ずこの世界にはいるんだよ。あなたの個性を強くしておけばいい。その人に分かってもらえるように、あなたらしさを大事にしよう。』

・👨パパの愛し方
パパは同性だから分かるんです。息子の気持ち。
だから多くは語らなくて大丈夫。
ただ、大人脳は忘れていますからね。

「こんな事ができるようになったのか!すごいな〜。結果はどうであれ、ここまでよくやったよ。」とか
「おまえが産まれたとき、めちゃくちゃ嬉しくてさ〜。パパ泣いたんだよな〜。」

そんな一言が、息子の中に残れば。
それで十分なんです。


思春期から男の子は冒険に出る準備をはじめます。

なんでもかんでも、できる気がしてくるのです。
謎の自信にみなぎって、親からすると無駄に見えるようなものに好奇心が出てきます。
「テスト前だけど、勉強しなくても全然だいじょーぶ💪」でゲームに熱中とか🎮️
「勉強できなくたって、なんかで食っていけるでしょ。」とか(笑)

そしてその謎の好奇心が、自分の世界を変える原動力になる…、らしい…。


さて、早々に思春期を迎えた我が不登校息子は、一体どこに冒険に向かうのでしょう?

それもまた、楽しみです。



ネガティブだから成長できて、ポジティブだから前に進める。

ゲッターズ飯田

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この症例については、あまり実際の声・情報が少ないです。 不登校になったのが、この疾患のせいなのか? 逆に不登校のストレスが引き起こした、疾患なのか? これから、親子ともに戦っていきます。

このマガジンでは、小2から不登校になった息子が発症した〈思春期早発症〉について随時更新記事を載せていきます。 必要な方に、必要な情報が、届…

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