不登校児に育んでほしい、社会的自立のココロ
１年前に息子が不登校になったとき、悩みに悩んで、考えて。
最終的に掲げたわたしの中のこれからの目標が【子の社会的自立】だった。
【社会的自立】
自分の意思で物事に取り組むことができ、必要なときに人に頼れる自立です。社会に参画し、他者との健全な関係を築く能力のこと。
勉強の遅れは、本人のやる気次第で取り戻せる。
大人になったって、勉強はできる！自分だってそうだったじゃないか…
なら、今できることは勉強させることではなくて
『心を休めて、思考を鍛えて、困ったときに人に甘えられる人間に育てること』
一人で抱え込まないで、人と寄り添って生きられる人間になってほしい。
ただひとつ、そう願った。
先日ムスメの校外学習で、小さな水族館に行くことに。
今現在も学校内では分離不安があるので、基本母子登校をしている。
そんな中で、新しい学校や先生そして周囲の子どもたちに、ムスメはだいぶ慣れてきたよう。
ここで一つ、目標を立ててみようと思い立ったわたし。
目標『水族館には送って行く。ママは終わるまで、車で待機している』
２〜３日前から「入口までは付いていくから、その方法で行けるかどうか考えてみて？」と伝えてみた。
なかなか答えが出ず、じゃーとりあえず行ってから決めよう。
（難しければ、そのまま中まで付き添いだな…）
そう思って準備をしていた、当日の朝。
朝、トイレが息子によって汚れていて、放置されていて、その惨状を出発前に見たわたしはプチッとキレた。
急な思春期ホルモンの分泌で、自分の体の成長と対応が追いついていないから、わざとじゃないのだろうけど…だからって！
「汚れたものを、そのままにしておくんじゃないの！次の人が大変な思いをするでしょう！？汚れたあと、どうしたらいいのか分からないんだったら、声をかけなさい！！」
イラつきながらトイレを掃除して、イラついたまま水族館に出発した。
車の中でもイライラが治まらず、ムスメが聞いている中で「イライラするーーーー！」とぶちまけていた。
完全にもらい事故のムスメ（ｺﾞﾒﾝ）
そのままの勢いで現場に到着し🚘️「それで、どうするの！？」とイラッた口調で聞いたママ。
後部座席のムスメが、ほろほろと涙を流し『やっぱり知らないところに行くのは不安だから、ママに一緒に来てほしいの』と言われた。
だよね。
そんなわけで、わたしもどうせなら生き物に癒やされようと心を入れ替えて、入場した。
息子にも困ったときは隠さずに、誰かを頼る必要性を伝えられたし。
ムスメは困ったから、ママを頼ったわけだし。
総じて、不登校兄妹に【社会的自立】の芽が育っているんだ。
と思うことにした（笑）
思い通りにならないからと落ち込む前に、勝手に期待しないほうがいい。
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