主人公 根尾昂

はじめに


この度はご覧いただきありがとうございます。
90年生まれ(福谷選手松葉選手と同い年)のしがないドラゴンズファンです。一番応援している根尾昂選手について、素人の長文駄文にはなりますがつらつらと書き連ねていきたいと思います。

「主人公感」


私にとって根尾昂というプロ野球選手の魅力はこの「主人公感」という言葉につきます。

私が根尾選手のファンになったきっかけ、そして彼に「主人公感」を感じたのは2018年の夏の甲子園決勝でした。記念すべき第100回大会、県立の金足農業高校と私立の強豪大阪桐蔭高校の一戦。プロ野球は毎日観るものの甲子園にはあまり関心がない私でしたが、金農旋風が世間を賑わせていたこともあり、この試合はテレビで観戦していました。

イニングは5回裏、金足農業のエース・吉田輝星と対するは大阪桐蔭の5番・根尾昂。専用のブラスバンド楽曲が演奏される中「今だチャンスだ打て!」と声援を受け、じっとバットを構える根尾選手。カウントノーボールツーストライク。長い間合いから投げ込まれたストレートをフルスイング。快音を響かせ、ボールは一直線にバックスクリーンへー

この時、10歳年下の高校生を本気でカッコいいと思いました。こんな大舞台でホームラン打つなんて漫画・アニメの主人公じゃん、と根尾選手に魅了された瞬間でした。

「主人公感」の要素


プロ野球選手を形容する表現として「華がある」「スター性」といった言葉があります。根尾選手も入団時からこういった言葉で評されることが多かった印象です。
私の個人的な根尾昂・カッコいいポイントは、バッティングだと長めのバットを構えた姿や打った後のフォロースルーの美しさ。ピッチングだと足を上げたときの立ち姿とそこからテイクバックに入る前の手と足の一連の動き。その他諸々ありますが、書き出すとキリがありません。

ちょうどこのあたりです。ちょっとマニアックでしょうか・・


私の言う「主人公感」にはカッコよさの要素も多分に含まれていますが、それと同等、もしくはそれ以上に重要な要素があります。
それは彼の前向きな姿勢です。

主人公の条件


王道の少年漫画の主人公はどんなときもプラスです。夢や目標に向かっていつも全力です。ブレない自分の考えを持ち、困難にぶち当たってもすぐ前を向きます。読者はそんな姿に共感し応援したくなるものです。

話は少し変わりますが、
2022年6月、根尾選手は野手から投手へ選手登録を変更しました。最終的には自分で決断したとはいえ、会社員でいえば社長(監督)から部署移動(投手転向)を命じられたようなもの。Noとは言えないでしょう。そこには相当な葛藤や悩みがあったことと思います。甲子園でのホームランをきっかけにファンとなった身としては、正直受け入れがたい事実でした。
しかし、投手転向後の根尾選手が

僕は僕なので

と語っていた記事を目にし、投手としての根尾選手を前向きに応援できるようになりました。


また、コントロールに苦しんだ投手転向2年目のオフがあけ、今年の春のインタビューでは

試行錯誤というか、とにかく自分がもっと良くなるためにはどうすればいいかということを考えて取り組んでいるだけです。

と語っていました。


前例のない困難な状況であっても、目標をもって前向きに努力する姿。これこそ根尾選手の「主人公感」の根幹だと思っています。
入団のときから、いやそのもっと前から練習の虫だったようですが、今も根尾選手は全くブレていません。私はそんな姿に惹かれ応援を続けていますし、勝手に根尾選手から前向きな気持ちをいただいています。そして心から結果が出て欲しいと願っています。もしかしたら同じ気持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

背番号7からの卒業


さて、来年度からドラゴンズは監督が変わり、根尾選手は背番号が7から変更になることが発表されました。以前根尾選手は7を自分の番号にしたいと語っていましたが、投手として結果が出ていない以上、仕方のないことでしょう。

このnoteを書いた11/30はプロ野球選手の年内契約最終日、つまり投手根尾昂の背番号7最後の日です。(今後また元に戻る可能性もありますが)
NEO 7 というユニフォームもまた、私にとって根尾選手の「主人公感」を構成する要素の一つでした。また、7番は元野手である根尾選手のアイデンティティだと思っていたので個人的には残念ですが、今はもう前向きに捉えています。背番号が変わっても、根尾選手の前向きな姿勢は何も変わらないでしょうから。「主人公感」が色あせることはありません。

あと新背番号のグッズが出たらなんだかんだ買っちゃう気がします。私の予想は30番です(春のキャンプで根尾30、仲地31の同級生ドラ1がブルペンで並んでいる姿を勝手に妄想しています)

投手根尾昂 新背番号編

主人公根尾昂の物語・投手転向編はまだまだ始まったばかり。ネットでは心無い言葉もちらほら目にするようになりましたが、私は変わらず応援し続けたいと思っています。まずは来シーズンプロ初勝利をあげられるよう、成功を祈るばかりです。涌井選手との自主トレもうまくいってほしいですね。


さいごに

シーズンオフで試合もないため、いわゆる「推し活」の一環として根尾昂選手についてお気持ち表明してみました。最初は自分だけが見られる日記形式にするつもりでしたが、せっかくなので公開してみた次第です。

もし最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、貴重なお時間を頂戴し誠にありがとうございました。




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