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大河ドラマ「光る君へ」第43話

NHKオンデマンドで大河ドラマ「光る君へ」を観た。

「輝きののちに」

1013年 中宮妍子は内親王を出産した。
母になった喜びに満ち溢れた中宮妍子。
でもそれに落胆した道長。
もし道長が左大臣でなければ、三郎のままだったら、おじじとして孫が出来た喜び、娘の幸せを共に喜んでいたであろうに。

三条天皇の悲劇

三条天皇に病魔が襲った。
視力、聴力が日常生活に支障をきたすほどに失われていたのだ。
そこに追い打ちをかけるように内裏での火災。
道長から譲位の話も出てきた。

自分の身体に異変が起きている不安。
実資に左大臣から朕を守ってくれと懇願。
実資の息子を蔵人頭にとも。
実資は道長に譲位の話を待つように説得。

「民が幸せに暮らせる世を作ること」By 道長
「民の幸せ」という曖昧なものより、何か起きた時にまっとうな判断ができるよう備えておくこと。 By実資

実資にどんな政をしたいのかと問われた道長は「民が幸せに暮らせる世を作ること」と答えるのだが、そんな曖昧なことではダメだと諭す。
結局実資の息子が蔵人頭になることはなかったけれど、実資の言うことは実に流石である。

志を求める者が力を持つと志そのものが変わってしまう By実資

道長の志はまひろとの約束の時から残酷なほどに時間が経ち、自分でも気付かない内に『変容』したし、これから敦成親王が帝となり権力を全て手に入れる道長にとって実資は大切な存在である。

行成の気持ち 道長の孤独

道長の三条天皇へ譲位を突きつける姿を見て行成は大宰府へ人事異動を申し出る。
いつも忠誠を尽くし何度もピンチを救ってくれた行成の申し出に道長は驚きショックを受けたことだろう。
結果的には目を負傷した隆家が大宰府には目の治療に良い薬師がいるということで臨時の除目で大宰府赴任が決まり、行成が大宰府に行くことはなかった。
行成の気持ちはいかほどのものだったろうか。
世の頂点を極めていくに従って道長の孤独は深まっていく。

為時 3年ぶりの越前からの帰還

為時が3年振りに越前から帰還する。
久々の家族との再会。
そこに双寿丸がふらっとやって来る。
賢子と仲睦まじい姿を目の当たりにした為時は当然驚くわけだが、それを良しとしている藤式部の対応にも更に驚くのだった。

賢子 双寿丸との別れ

双寿丸との別れはある日突然にやって来た。
大宰府に行くことになったのだ。
「一緒に行く」と言う賢子に「女は足手まといだから」と断る双寿丸。
又、賢子のことを妹の様に思っていた発言は恋する女子には結構キツイワード。
夜、藤式部に双寿丸にフラれたことを打ち明けた賢子が母の胸で泣くことはなかった。
後日、双寿丸に思い出に残って欲しいと壮行会を催す賢子。
こうやって又1つ大人の女性になっていく。

次回はいよいよ「望月の歌」

次回も視聴📺

#テレビドラマ感想文


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