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大河ドラマ「光る君へ」第35話

リアタイで大河ドラマ「光る君へ」を観た。

「中宮の涙」

道長の御岳詣

寛弘4年(1007年)道長は中宮彰子の懐妊祈願に頼通と源俊賢で御岳詣に出かける。
過酷なことで知られる御岳詣に中宮彰子は自分の為にと考えたら娘としてどんな気持ちだったであろうと思う。
道長の体調も良くない中、何とか(今回ドラマを見てこんなに過酷なものだったのかと驚き)金峰山へ登頂し仏事を行い経典を納めた。帰りの道中、伊周による道長暗殺の刺客が差し向けられるが隆家の機転で未遂に終わり、兎にも角にも無事道長一行は京へ戻る。
その後道長はまひろに会いに行く。
名目は源氏物語の進捗状況確認だったが…

「桐壺と光る君(光源氏)」

まひろの最新作を読み進めている内に、恐らく「若紫」の桐壺と光る君(光源氏)との逢瀬の後の懐妊の辺りだと思われるが、この『不義密通』について道長がまひろに「どのような心づもりでこれを書いておる。」と問いただすと「わが身に起きたことでございます。ひとたびわが身に起きたことを物語としてしまえば、些細なものになってしまうのでございます。」とまひろは答える。
道長がまひろの娘 賢子のことに気付くのはその直後である。

「若紫」

写本が出来た後、中宮彰子から「若紫」のことを「この子は、その後どうなるのであろうか。」と幼い頃より入内し内裏で生きてきた自分に重ね合わせたかのようにまひろに問いかける。
どのようになったら良いとお考えかとまひろが聞くと
「光る君の妻になるのが良い。」と答えた中宮彰子。

彰子は一条天皇の真の妻となりたいのだ。
「お心の内を帝にお伝えなさいませ。」とまひろ。
何とそのタイミングで一条天皇登場。

「お上、お慕いもうしております。」

入内してから一番の勇気を振り絞った一条天皇への告白。
彰子の心の中でそれまでの寂しさや一条天皇への想いが一気に溢れ出してしまったのだろう。

まひろの書いている物語はあくまで虚構の世界である。
しかし虚構の世界であるからこそ人は想像を膨らませ心を動かし、読んでいる人々の人生をも変えていく。
一条天皇は藤壺へ渡ることを決意。
降り積もる雪を眺めながら定子への気持ちの整理を付け彰子と真の夫婦となった。

次回も視聴📺

#テレビドラマ感想文


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