BASEはSEOに弱いのか?→上位は獲れるが対策はしにくい
じつは昨年あたりから、友人と立ち上げたBASEショップでSEO対策係をやっている。
「好きにやっていいよ。SEOよくわからんし」という丸投げ自由度高めな状態でイジらせてもらっており、やっていくうちになぜBASEはSEOが弱いと言われるのかがわかってきたのでまとめてみる。
BASEはSEOが弱いというか、対策がしにくい
BASEは誰でも無料でオンラインショップが作れるサービスだ。完全無料でおしゃれなショップがさくっと作れるため、スモールスタートしたい個人に人気がある。
で、よく囁かれるのが「BASEで作ったネットショップはSEOが弱いから検索上位に上がってこない」って話。
半信半疑だったが、たしかに実際に使ってみると「弱いっていうか、SEO対策しにくいな」と感じる部分がいくつかあった。
実際に試して微妙だった部分を上げていく。
※サイトスピードについては割愛。
ショップ名=タイトルになってしまう
BASEのショップ設定に、ショップ名(お店の名前)を入力する項目がある。
ショップ名として入れた文字列はtitleタグとしても使われるため、SEOを意識するならば、ショップ名は「青井商店|珍野菜のオンライン販売」のようにキーワードを含めたものを設定する必要がある。
だがこのショップ名、トップページにもそのまま表示されちゃうのだ!「青井商店」で表示したいのに「青井商店|珍野菜の〜」と全テキストが表示され、titleタグとわけて設定できない。
ロゴ画像を挿入し、ショップ名を非表示にすることで解決したが、不親切設計だなーと感じた。
※ちなみにHTML編集アプリを使うとtitleタグを直接編集できる。後で気づいた。
SEO設定アプリがイマイチすぎる
BASEにはSEO設定用のアプリもあるのだが、設定できるのがメタキーワードとメタディスクリプションのみである。
え、これだけ?っていうか、いま、メタキーワード?
WordPressの某プラグインのようなものを想像していたので戸惑った。
なおBASEでもGA4とSearch Consoleは設定できるが、タグ設定アプリという別のアプリを使う必要がある。統一してくれ。
※アナリティクス設定アプリは本当にアナリティクスしか設定できない
パンくずリストが表示されない
↑の通りである。散々探したが、どうやらBASEではパンくずリストが表示できないようだ。
※方法あるなら教えてください。
ブログ機能が使いにくいぃぃ
BASEにはブログ機能がつけられるので、ショップのオウンドメディアも運用できる記事のカテゴリ分けはできないけどなんでやねん!!!(叫)
パーマリンク設定→できない
画像のALT設定→できない
タグ機能→ない
文字装飾などの機能→太字と斜めしかない
なんでやねん!!(2回目)
上記のような感じなので、コンテンツSEOをやりたい場合は外部ツールの利用をおすすめする。
悪口言ったけどSEO記事で上位は取れる
散々悪口を言ってしまったが、ブログにSEOを意識した記事を投稿してもムダかというと、そうでもない。
というか、わりと上位表示できているし、SEOを意識して入れたコンテンツは全部インデックスされている。
事業内容に沿ったカテゴリーで
競合が強すぎないキーワードを選び
ちゃんと検索ニーズに沿った記事を作る
SEOの基本を守って記事を作れば、ふつうに上位は狙えると思う。あえてBASEだけでコンテンツSEOやりたい奇特な人はがんばってほしい。
ただ、世知辛いことにSEO記事が売上に寄与するかっていうと別問題である。
toCはインスタ&リアルの時代なのか
SEO記事にアクセスはあるが、そこから先、商品ページを見てもらえているかというと、非常に厳しい数値となっている。
BASEではカゴ落ち率が見えないっぽいのだが、記事だけで満足して離脱されている動きはGA4でわかる。
購入に直結しそうなキーワードの競合が強すぎるので、ここから先は厳しい気がするな。CVにつながりそうな記事を入れて本格的に対策していく手もあるが、それをわざわざBASEブログでやるのかっていう……。
私「やはりtoCはインスタとリアル販売なんすかね?」
友「でも検索でショップがちゃんと上位に出てくるのも大事だと思うよ。有名ショップを押さえて上位表示している記事もあるし、実験的にやったわりに上出来だと思うけど」
私「ぶっちゃけ商材の特徴と価格帯的にインスタとショート動画のが反応ありそうじゃない?」
友「それはそう。ついにきたか、踊るときが……」
どうなるネットショップ!?こんな感じで楽しくやってます。
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