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「勉強しろ」と言うな、と言うけどさ

どの教育本を見ても、子育て系インフルエンサーのSNSを見ても、中学生への子どもへの声掛けとして「勉強しろ」はNGとされている。

親が勉強を強要しなければ、子どもは自ずと勉強するようになる、という主張である。

それを聞くたびに田舎の公立中に通った私は思うのだ。

何も言われないと本当に勉強しないタイプって、いたよね?

実際、私の友だちにもそのタイプはいた。彼女は中3の冬に発売されたゲームに情熱を注ぎ込み、見事に公立の志望校に落ちて滑り止めの私立に通うことになった。

まー、そのあとは生来の明るさとコミュ力を発揮して家業を手伝ってパリピしているので、コミュ強は最強ってことなのかも知れない。

脱線した。

さて、あの友人と自発的に勉強する子は、何が違うのだろうか?

娘(現中1)をどうやって勉強させればいいのか悩み続けて一年半くらい経つ。

そして、自発的に勉強するかしないかは、以下の要素の影響が大きいのではなかろうかとの考えに至った。

  1. 本人に勉強へのモチベが少しでもある

  2. 家庭が子どもの勉強を応援している

  3. 学校でやっている範囲の勉強に一応ついていけるレベルにはいる

このうち2番は、子どもが求める参考書や勉強道具を買ったり、集中できる場所を用意したりといった感じだ。親の努力が求められるが、コントロール可能な部分だろう。

3番は、たとえばマラソンで他の選手と一緒に走るか、周回遅れで誰もいない状態で走るか、みたいな話だ。挽回できる可能性が低い状況では、人間はなかなか頑張れない。でも中1なら小学生の勉強からやり直せばギリ間に合う、と思う。

うちの子は5年3学期のタイミングで公文をはじめ、算数をまさかの3年生から戻ってやり直した。おかげで勉強には何とかついていけている(今は)。

問題は1番だ。これが最も難しく、私が右往左往している部分だ。

「小さい頃から勉強習慣つけてれば大丈夫じゃないの?」と思うかもしれない。しかし、それをやっていたはずのママ友のお子さん達が反抗期スタートとともに「なんで勉強しなきゃならないの」モードに入ったそうなので、やはり自発的に勉強するって難しいのだと思う。

だいたい勉強のモチベってのは、

「なりたい職業、勉強したい分野がある」
「学年で上位の成績を取ることにやりがいを感じる」
「勉強がゲームみたいで楽しい」

というポジティブなものから、

「この環境から脱出する術が勉強しかない」
「成績が悪いと親がガチギレする」
「勉強しなかった奴の成れの果てみたいな強烈な反面教師が近くにいる」

というネガティブなものまでさまざまである。

ちなみに私は「国立大に行けないなら地元で働いて地元の奴と見合いでもしろ」と言われ、その未来が恐ろしすぎて必死こいて勉強し、そのうち好成績を取ることが少し楽しくなったタイプだ。田舎育ちで都会へ脱出した高学歴女性はこのタイプが多いように思う(個人的見解)。

ただ経験上、ネガティブなモチベで勉強し続けると大人になってからの生き辛さが半端ないので、娘をその方向で追い立てるのは絶対にやりたくない

じゃあポジティブなモチベをどうやって持ってもらうのか。

わからぬ。

もし小中学時代に戻れるなら、勉強をガチる大人は多いだろう。子どもの頃の勉強が一番コスパが良いことを社会に出て知るからだ。

つまりメタ認知が重要なのだな、とは思うけれど、大人でも難しいことを子どもにどうやって教えれば良いのだろう。

  • とりあえず職業図鑑でも買ってみる

  • なるべく「勉強しろ」とは言わずに自主性に任せてみる

この2つを今日からやってみようと思うけど、どうなることや。

育児の先輩、よい対処方法があればご教授ください。

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