
ちょっと、休憩しませんか❓️虐待からの回復
ちょっと視点を変えて、ちょっと新しい視点で、少し深呼吸しませんか❓️
ムクちゃんは、物心ついた頃には、両親から暴力を奮われていた、サバイバーです。
ムクちゃんには、両親がストレス発散のためにムクちゃんを殴っていたことも、両親がムクちゃんを愛していないこともわかっていたので、両親のことは諦めがついていました。
ですが、暴力を奮われ、罵られて、自分に染み付いてしまった、
自分は何をやってもダメなんだ、何をやっても無駄なんだ
という思い込みは、40代半ばまで、ムクちゃんを苦しめました。
そんな時、その当時参加していた市民活動の企画で、
ワークショップを学んでみよう
という話が持ち上がりました。
趣旨は、大人の学習は、時間もないし、詰め込みの学習も向かない。学習者みんなが意見を出しながら学び合うワークショップが向いている。一人ひとりがエンパワーメントされる学習をしよう。
とのことでした。
ムクちゃんは、ワークショップ❓️エンパワーメント❓️と思いましたが、交流のあったヨーロッパの市民活動の方々が、支援金が降りて日本にやって来る、とのことで、興味津々で参加することにしました。
その内容は、当時はまだ珍しかった、ブレインストーミングとか、アイスブレイクとか、ロールプレイングとか、盛り沢山でした。あっすいません、どれも、平たく言うと、アイスブレイクはワークショップの前にミニゲームをして緊張を取ること、ブレインストーミングは大きな模造紙と付箋を使っていろんなアイデアを出し合うこと、ロールプレイングは職場などでありがちな場面を設定してみんなで入れ替わり立ち替わり自分ならどうする❓️を演じること、です。
ムクちゃん、とっても面白くて、とってもためになりました✨
ヨーロッパの方々は、ワークショップの後、一旦帰国したのですが、一年後に、ワークショップがどう日本の方々に根付いたか、また来日するとのことでした。
それで、市民活動で話し合って、ワークショップをみんなで再現してバージョンアップしたところを見せようじゃないか❗️ということになりました。
で、なんとムクちゃんに、ファシリテーターをやってくれないか❓️とオファーが来たのです❗️ファシリテーターとは、ワークショップの司会進行と、まとめと、参加者に安全な場を提供するを、ひっくるめたような役のことです。
ムクちゃんは根が真面目なので、教わったことをまとめたり、ファシリテーターが考えているべきことを書き出したり、ロールプレイングやってみよう、よくある場面はなんだろう❓️と企画したり、1ヶ月くらい準備しました。
で、ヨーロッパの方々と再会して、今度は日本の市民活動の方々がワークショップをしました。
ムクちゃんも、ファシリテーターとしてロールプレイングをやりました。
ムクちゃん、ファシリテーターにいっぱいいっぱいで全く気付かなかったのですが、ヨーロッパの方々に、ムクちゃんのファシリテーター大好評だったのです❗️
ムクちゃん、言葉が通じないので、後から聞いたのですが、
彼女は変わった、とか
彼女は成長した、とか
まるで生まれ変わりだ、とか
評価してくれました❗️
それを人づてに聞いた時に、
自分にもこんなことができるのか❗️
自分にもこんな力があるのか❗️
と感動しました。
この自分再発見の体験のことを、エンパワーメントと言います。ヨーロッパの方々との交流で、ヨーロッパの方々も日本の方々も、多かれ少なかれ皆さんエンパワーメントされたと思いますが、一番エンパワーメントされたのは、ムクちゃんです。
家に帰って、お留守番していた、無垢ちゃんと彩ちゃんを見て、
あんなに探していた心から愛し合う本物の家族、ここにいたんだ❗️
と感激しました。
あの体験から、ムクちゃんは自分のことを、何をやってもダメだ、とか、何をやっても無駄だ、とか、自分は役立たずだ、とか、思わなくなりました。
今でも、自分にはできない、とか、自分には無理、とか、ちょくちょく思うので、
いやいや待て待て、それ虐待の後遺症❗️
とネガティブな決め付けをもぐら叩きしてます。
そういえば、ムクちゃん小学生くらいから司会の才能あったんだよね〰️❗️
と、今も自分再発見中です。